マッコールさんの映画レビュー・感想・評価

マッコール

マッコール

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14歳の栞(2021年製作の映画)

5.0

「心のタイムマシーンに乗るような体験」
まさにあらすじ通りでした。
全く知らないクラスなのに自分があのクラスで過ごしていたような感覚になってました。

「こんな子いるなー!」の連続。

30代の自分に
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.8

ツチヤタカユキさんについてWikipediaで調べると『オードリーのオールナイトニッポン』の常連投稿者だったことを知りました。
私は今はリスナーですが、当時のツチヤさんの投稿を聞いてみたかったです。
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.7

心地の良い作品でした。

大きい事件が起きるわけでもなく淡々と描かれる平山さんの生活が、観ていて心が洗われるようでした。
テレビもネットも無く、古本とカセットテープを楽しんでいる様子。
仕事中に見つけ
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

2.8

いい意味で何も残らない映画でした。

東北育ちで東京在住の私には共感できるポイントはありませんでしたが、それでもクスっと笑える箇所がちらほら。

片岡愛之助と藤原紀香夫婦があのような形で共演しているの
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

アントンシガーのキャラが最高でした。初っ端、保安官を自分の手錠で絞め殺してる時のあの表情。忘れられないです。
武器も最高。屠殺用の空気銃で酸素ボンベ片手に近づいてくるシガーは恐怖そのもの。

躊躇なく
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正欲(2023年製作の映画)

3.9

男の私は女性が好きだし、ダイバーシティと聞いて→多様性→「自分と意見の違う意見も受け入れなきゃな」と思うくらいで特に生活で生きづらさを感じることはありません。
今作を見ても「こんな特殊な性癖もあるんだ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

戦後にゴジラは絶望です。
青く光る背びれ、咆哮、熱線は何歳になってもワクワクするし、あのBGMもやっぱりテンション上がります。

若いゴジラは恐竜感強め。動きが俊敏で人間を頭から咥えて投げ飛ばすのは新
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.8

ふと前にテレビで見たバッタの習性を思い出しました。バッタは1匹だとおとなしくて用心深い性格ですが(孤独相)、集団になると攻撃的になって見た目も黒く変わるそうです(群生相)。

関東大震災から100年。
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(2023年製作の映画)

3.9

渋谷ユーロスペースで鑑賞。
ハロウィンの渋谷で観るこのシュチュエーションと映画の内容とのギャップがすごいなと思いつつ、作品で感じた「臭いものにはを蓋する」世の中と渋谷の喧騒が妙にリンクしました。

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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.7

イコライザー1が好きすぎてここでの名前をマッコールにしました。
普段は穏やかに静かな生活をしているマッコールが自分の正義に反する物はバンバン殺していく様がカッコいい。

当時断捨離にハマっていたのもあ
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バービー(2023年製作の映画)

3.6

ドールらしい動きや色使い、シニカルなネタ、センスがめちゃくちゃいいのは分かる気がする。
でも正直退屈するシーンが多かったです。

女性の権利?多様性?メッセージをキャッチしたいけど、見ていて疲れるって
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.5

「クロニクル」のようなバトル展開を予想していましたが終始不穏な雰囲気のまま気付いたら終わってました。
物足りなさを感じつつ、それでも数日は尾を引きそうな映画だったように思います。

どこの国でも団地っ
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.7

いくら歳が離れていても好きな物が同じなだけで友達になれるというのは素敵なことだと思いました。

雪さんの笑顔が観ていてほっこりしました。あんな風に嬉しい時に嬉しさを素直に表現できるように歳のとりたいで
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.5

前作をアマプラで鑑賞し衝撃を受けたので今作は大画面で見ようとワクワクしながら映画館へ。

ですが、終わってみると「あれ?」となってしまいました。
まず、続編があることを知らなかったので途中から「この伏
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

事前情報なしで鑑賞。
登場人物の視点が変わりながら話がすすみ、先生の暴力の話?脳移植?サスペンス?と色々推察してたら、ラスト意外なテーマでした。
意外でしたが、振り返ると伏線が散りばめられていたんだな
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最後まで行く(2023年製作の映画)

4.2

ハラハラしっぱなしの2時間でした。
岡田准一の表情は笑えたし、綾野剛の冷酷でバイオレンスな演技には引き込まれました。
綾野剛がイライラして左目がピクピクしているところが妙に印象的でした。
アウトレイジ
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ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.0

おバカお下品トイストーリー
頭空っぽにして見て、見終わったあとも何も残らない映画でした。

たまにこういうのもいいです。

犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

倦怠期の夫婦ものは好きですが今回はいまいち楽しめませんでした。

旦那デスノートが旦那に気づかれるまでにもっと何かあって欲しかったです。あとラストの旦那がコールセンターに押しかけてからのスタッフ一同不
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

ちひろさんに癒されました。
作中出てくるごはんもやたら美味しそうで、飲んでいたレモンハイがすすみました。

あんなお弁当屋さんなら毎日行きたい。

茶飲友達(2022年製作の映画)

3.8

ユーロスペースで鑑賞。
初めて来る映画館。映画の内容が内容なだけに渋谷のホテル街にあるこの映画館に入るまでで既に変な緊張感がありました。

作中「高齢者には縁側でひなたぼっこしていて欲しかった?」とい
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.0

好きなドラマに「最高の離婚」、「俺の話は長い」がある。どうも私は屁理屈ばかりの男が主人公の話が好きらしい。

そんな屁理屈を見たくて映画館に行ったが、期待以上ではなかった。大野と香住みのやりとりは軽妙
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.5

坂元裕二の「最高の離婚」が好きで鑑賞。

もう刺さりまくり。
「菅田将暉、有村架純の完璧なカップルを見て感情移入するかっ」となぜか捻くれた姿勢で見始めたが、秒で没入。

趣味や考え方が同じの二人も社会
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.5

私が小学校の時がモー娘。全盛期だった。
昔はみんな共通のTVを見て、翌日同級生とそのTVの話で盛り上がるってことがよく行われていたが、今は趣味が細分化して同じ物を好きになるってことが結構貴重なことにな
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

西川美和監督の作品はどれも人間の愚かさが表現されていて好き。ゆれる、ディアドクター、永い言い訳など、出てくる登場人物の見栄や嫉妬心に共感して自分の嫌なところを直視させられる感じ。

西川監督の過去の作
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

4.5

前作と同じ監督と思えないほどテイストが変わっていたが、コレはコレで好きです。

ゾンビの光や音に反応する習性を利用して花火やラジコンを使った戦術、カーアクション、ゾンビからの120秒「かくれんぼ」、ど
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透明人間(2019年製作の映画)

4.0

「透明人間になれたら…」って男はみんな下世話な妄想するものだし、ちょっと期待したけど、いい意味で裏切られた!しっかりサイコスリラーです。

序盤10分くらい真夜中に主人公セシリアがソクバッキーの恋人の
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

シネマンションの紹介を見て鑑賞。

心臓のアップから始まり、終始不穏な空気が漂う映画。カメラワークが印象的でズームイン、ズームアウトが多用されており不安を煽る。

このカメラワークはシャイニングのキュ
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エクスペリメント(2010年製作の映画)

3.0

立場や環境で人の振る舞いは大きく変わるのがよくわかる。

フォレストウィテカーの豹変っぷりが良かった。

だが、もっと急な変貌ぶりに少し違和感もあった。変貌をもっとグラデーションで観たかった気もする。
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

3ヶ月ぶりの映画館での鑑賞。
やっぱり大画面で観る映画はイイ。

イイけど、久しぶりに観る映画としては刺激が強過ぎた。見終わった後ドッと疲れた。

鮮やかな色彩の中、エグいゴア描写がトラウマになりそう
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

4.0

2054年の世界ということで、その時の自分の年齢を想像しながら鑑賞。
車が重力無視してあんな動きはしないだろうなーとか、
網膜スキャンしながら電車に乗る人々を見ると、結構現在でも似たことしているなーと
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.5

諸星は純粋で素直過ぎたからこそ悪の道にも疑いもなく進んでいったのだろうか。

諸星が憧れの先輩刑事(ピエール瀧)の振る舞いに似ていくと同時に悪の道に進んでいく様子が面白かった。

綾野剛の堕落っぷりも
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

豪快!!
俺のMADが目を覚ました!!
トムハーディ、シャーリーズセロンカッコいい!!!

映画館で観たかったなーーー!

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