もっと派手に展開していく物語だと思っていたらイヤミス的な話だった。結局 真実は分からずじまい。ミステリーというよりは夫婦それぞれのエゴの話。妻は作家として成功してるのに夫は鳴かず飛ばずで金は無く、妻は甲斐性のない夫に内心見切りをつけてる。さらに妻はバイセクシャルで何回も浮気してて「私にはセックスレスは無理。セックスは精神衛生上 必要」の開き直り発言。夫は自分のことでいっぱいいっぱいで鬱状態。そして物語が進むにつれて実はこの妻が自分を良く見せることに長けた いや～な女だというのがわかってくる。次は弁護士とナニな関係になるんでしょう、夫は死んだことだし。
あと息子君がパパにもママにも全く似てない。
知らなくて済むはずだった両親のあれこれを法廷で聞かされる息子君は可哀想だけどこの子のやったことも問題あり。
ワンコ メッシ君が名演でした。
意外と地味目な話だったけれどアカデミー賞脚本賞受賞には納得。
