のっけからめちゃくちゃ偏見に満ちた失礼なことを書くが、こういう映画って本来もっと規模の小さいミニシアターとかで公開されて、で、ディープな映画ファンとかが見に行って「んー、まあ俺はこの映画の良さが分かったけどね。"俺は"ね」みたいなことを言う感じのやつじゃないのか。
そんな映画がシネコンで大々的に公開されているという事実がまず凄いし、配給しているA24の存在は偉大だなと思った(勿論アカデミー賞を取ったというのもあるとは思うが)。
で、肝心の映画の内容だが、個人的には意味が分かると怖い話みたいで面白かった。これも制作者の意図とは違う楽しみ方なんだろうなという確信はあって、「もっと自分事として考えろ」という映画なんだとは思うが正直なかなか難しい。
多分この映画を進んで映画館に見に行く方はある程度アンテナが高い方々だと思うのだが、本当に全く何にも知らない人に見せて『変な家』みたいな感じで「この映画、何か変…」みたいな感じになるのが面白いんじゃないかとかしょうもない事ばかり考えていた。
以上、人間性の低さが全面的に出た感想になってしまったが、今までにない映画体験という意味ではかなりおススメできる。途中で寝ても責任は取りません。
