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リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシングのKOUSAKAのレビュー・感想・評価

4.0
宇宙のビッグバンをリトル・リチャードに重ねたオープニング映像はベタやけどアガった。ロックン・ロールの創始者は俺だ!という力強い宣言からスタート!

まさにロックンロールの創始者の1人でありながら、意外と彼の生い立ちや歴史はそんなに知らなかったのでめちゃくちゃ勉強になったし、ラストは本当に感動しました😭字幕監修したバラカン先生ですら、ご存知なかったエピソードもあったようですね。

黒人でありゲイでもあるという彼にとって、当時の時代背景を考えるといかに生きづらかったかは想像出来ますし、ブレイクする前のキャリアでこんなこともやっていたのかという衝撃もありました。 

神への強い信仰心と、悪魔の音楽(ロックンロール)との狭間で揺れ動く彼が、クイアであるというアイデンティティを抱えながら発信した「自分自身でいて良いんだ」というメッセージによって、たくさんの人たち(他者)が解放され救われたわけですが、彼自身を解放することは最後まで至難の業だったというくだりは、見ていて心がちぎれそうになりました🥹

あまりに遅すぎたけど、今、自分の心の中にはリトル・リチャードに対する尊敬の念が芽生えています。唯一無二。リスペクト!!

P.S. シスター・ローゼタ・サープ、めちゃくちゃカッコ良かった👏
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