朱里

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人の朱里のレビュー・感想・評価

4.0
この作品の頃のフランスの時代背景を描いた歴史ものを観ると、なぜこんなにもガツンとくるものがあるのでしょう。
『ナポレオン』の時も思ったけど、フランス革命前後の人間ドラマってやはり強いなと。
あと今作はフランス映画だから、当然セリフがフランス語ってだけあってかなり雰囲気出てた。フランス語の響きって優しくてお洒落だし好きだな。
シャネルが手がけた衣装は煌びやかで、個性的でもあって息を飲むほど美しい。

ルイ15世が死ぬ時まで愛したジャンヌ・デュ・バリーについては今まであまり知らなかった(歴史で習ったけど忘れてるのかもしれない)。
娼婦から国王の目に止まり、宮廷に迎えられたジャンヌ。あの時代であんなに自由奔放な愛人がいたのかと、色々な意味で勉強になった。

ジョニー・デップのフランス語が上手で全く違和感ない。そして、再び映画館のスクリーンでジョニーの演技を見れたからホッとした。

あとびっくりしたのが、マリー・アントワネットが肖像画から飛び出したかのようにそっくりだった件!
マリー・アントワネットは数々の作品で登場するけど、今回演じてた方は一番マリー・アントワネットしてた。


歴史ものとか伝記ものって、最後に字幕で出る"その後"(←上手く説明できないw)を読むとグッときちゃうよね。
今回も余韻がかなり残る。

宮廷内の女達の陰口も「怖ぁ〜」でした。
朱里

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