終戦間際の日本へとタイムスリップした女子高生が、特攻隊員の青年に恋するお話。
主演の福原遥さん、かわいくて素敵なんだが声がアニメっぽくてこういう重めのストーリーにはちょっと合わないかなあと感じた。日本アカデミー賞で新人俳優賞を取っているので、自分の好みの問題かもしれないが。。
また、序盤に母親に当たり散らす描写があり、それもあってか「こんなわがままで自分本意な女子高生が戦中の厳しい時代を生きれるのか」という若干冷めた目でみてしまった。もうちょっといいキャラの描き方はなかったのか。
個人的には、脇役の千代ちゃんと石丸の恋愛模様のほうが感情移入できた。伊藤健太さん、不祥事はあったがいい俳優さんだと思う。コツコツ積み重ねて、主役級に返り咲いてほしいな。
ストーリー的には、タイムスリップという点はあるものの、それ以外ではあまり目新しさを感じることはなかったなと思う。特攻に行ってほしくないという必死さもあまり伝わってこなかった。もし自分なら、ぶっ飛ばして、腕を折ってでも止めると思うけどな。無難に感動でき、無難に楽しめたが、もう一工夫ほしかったなというのが正直な感想。
