朱里

哀れなるものたちの朱里のレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.0
グリーン・ゴブリンがグウェンを蘇生させる話...というのは違うのですが

この作品が訴えるメッセージというのは観客の心に響くものがあって、それは鑑賞後に思い返してみると「なるほど、なかなか深いな〜」となる。
ベラ(エマ・ストーン)の脳は初めは赤ちゃんであり、旅に出かけた事によって心が成長していく。
ベラを蘇生させたゴッド(ウィレム・デフォー)のサイコ博士ぶりもカリスマ性あって良いし、何せベラとゴッドの"親子"関係が好きなんだよな〜。

マーク・ラファロはハルクとのギャップが凄まじい。

この作品のファンタジックな世界観もめちゃくちゃ好きだし、実在する地名だけど登場するのは空想世界というのが独特だし美しい。
本作の舞台や演出は全てアート作品のように見えてくる。

エマ・ストーン、ウィレム・デフォー、マーク・ラファロ
このお三方は改めて名優だなと思いました。

そしてオチは笑えたしスカッとした(笑)


オスカー、期待でいっぱいだね。
朱里

朱里