なんか凄いもん観ちゃったな。
僕はこの作品を語る語彙力を持ち得ていない。
単語を知り、言葉を知り、世界を知り、生や死を知り、思考やそして、自分を知る大冒険。
ロンドン。リスボン。アレキサンドリア。パリ。
そして、ロンドン。
モラルというものはない。
常識もない。
固定観念もない。
見えたまま。触れたまま。聴こえたまま。
味わったまま。嗅いだまま。感じたまま。
そのままを全て受け容れ、吸収する。
全ては世界への探究心と幸せのため。
生き方、行動そのものが哲学。
そのアウトプットは自由。
人。本。現実。触れれば触れるほど、成長を始めた脳は活性化し、新たなアウトプットが生まれる。
その全てに飾りがない。
無垢で、素っ裸だ。
素っ裸のエマ・ストーン。
美しく、強烈だった。
世界と幸せの探究心により、急激な成長を遂げる姿を演じきる。
彼女に誉れを。そう思わざるを得ない。
妙に可愛い建物や建造物のデザイン。
独特なのに違和感のない衣装。
魚眼に除き穴にミニチュア風、破綻しているようで違和感のない心地良い映像。
不快と快感すれすれの音、音、音。
こんな静かに終わった映画は初めてだよ。
いい感じの悪趣味な造形を見ながらね。
なんか凄いもん観ちゃったな。
語彙力とかじゃなくて、感じたことを味わってみるよ。
不味かったら、そのときは吐き出せばいいさ。