riesz77

憧れを超えた侍たち 世界一への記録のriesz77のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「キャプテンは置きません」
栗山監督のこの一言が最高の采配だった。
こんなに連携が取れたチームが他にある
とは思えない。全員が個を最大限に出し、
チームの勝利だけにこだわる選手たち。

こんなにおもしろいドキュメンタリーは
なかなか現れない!いい作品でした。


大谷翔平を始め、村上、ダルビッシュ、
佐々木朗希、源田、吉田、ヌードバー…
挙げたらキリがないくらい、名手揃い。
そして14年ぶりの優勝!そりゃそう!
とは言えないくらいの試合の数々。

朗希が悔しくて黄色グローブを地面に
叩きつけて泣くシーン、
メキシコ戦で雰囲気の悪い中、大谷が
ベンチでチームを鼓舞するときの表情、
村上のサヨナラ安打のときの無音演出、
「憧れるのをやめましょう」の名言etc..
良い場面がたくさんあったが、、

最高の見せ場は2つ。

1つ目はメキシコ戦。
朗希が打たれ、かなり悔しがるが、
吉田が試合を白紙に戻してくれた。
またメキシコに攻められるものの、
最終回に大谷翔平の二塁打、吉田四球、
そして天国か地獄か、プレッシャーに
呑まれずゾーンに入った村上のフェンス
直撃安打によってサヨナラ勝ち。

2つ目はアメリカ決勝戦。
泥だらけのクローザーによる、
運命の対決相手、同僚トラウトから三振を
奪い取ってゲームセット。帽子とグラブを
投げ喜びを爆発させる大谷、日本代表。

「おれのグローブどこいった?」

これをエンドクレジット後に残した
監督の遊び心。これはかなりの大作!
映画館で見れば良かった!!!

この作品は、歴史に残る2023WBCを
見返すのにもちょうどいいと思います。

胴上げ後に流れるあいみょんも最高です!
riesz77

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