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ザ・クリエイター/創造者のHALのレビュー・感想・評価

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
4.2
ギャレスがまた感動のSF大作を作ってくれた。しかも今回は日本愛にあふれたSF。なんとラストクレジットにはアメリカ映画なのに英語と日本語の両方でキャスト名が出てくるという、最後まで日本愛にあふれている。とにかく、日本人には嬉しい異色のSF。町の景色にもいたるところに日本語の看板が出てきて、よくぞここまで日本愛を形にしたもんだと思う。ただ、ここは東南アジア(タイ?カンボジア?)なのか日本なのか、よくわからなくなる。

配役では、とにかく、子役がいい!昔から”子供と動物は名優でも歯が立たぬ”と言われているように、渡辺謙も名子役の前では霞んでしまうくらい、クライマックスの名演技が涙を誘う。AIも涙が出る?監督は主役と子役の演出に日本映画の「子連れ狼」を参考にしたらしい。
ところで渡辺謙のセリフが英語と日本語がごちゃ混ぜなのが笑っちゃう。周りの人は(AI人間)は理解できていたのかなあ?

難点を言えば、ところどころ日本語の使い方に間違いが(特に日本語の看板)・・誰かスタッフがちゃんとした日本語を教えてくれなかったのか。それとも編集の時には気づいたが今更ロケをやり直しできなかったから?→業界あるある!

2回鑑賞してわかったことだが渡辺謙以外にも日本語を喋っていた部下を発見!ニューアジアでは日本語は公用語の一つなのかも。すごい!
それとニューアジアはロケ地でもある、タイ、カンボジア、インドネシアをミックスしたもののようだ。
また、今回はアルフィー役のマデリンちゃんが本当に可愛い。中性的な魅了がたまらない。監督はよくこんな子役を見つけてきたな。
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