この映画を見ると中国に対するイメージが変わってしまう。それと地球の広さを改めて感じる。世界には本当に色々な地域があり、いろいろな境遇の人が住んでいることをこの目で見ることができる。
いわゆる作り物の映画ばかり見てると、ドキュメンタリーの良さを忘れてしまっていたことを痛感した。
そこには本当の人間がいる。先進国に住んでると、そうでない国に住んでる人間が何をどう感じてるのかがわからない。それがこの映画でよくわかる。
この映画の一番の見どころはシャングリラに住むツームーという女性の10年前と10年後の変わりようだ。10年前と10年後では雲泥の差の境遇というのが驚きだ。
また、人だけでなく長江の美しさも際立っている。スクリーンでないとその美しさはわからない。
長江の源流まで行くなんてすごいロケだ。命がけのロケだったことがよくわかる。制作費は多分、億は超えているのではないだろうか。
とにかく、この映画を見ることはひとつの体験だと思う。素晴らしい映画だ。1000円強で地球の第３の極と言われる長江の源流まで行けるのだから安いもんだ。オススメ！
