やられた、完全にやられちまいました。
胸にグサッと突き刺さった。
サイコ・スリラーのつもりで観たんだけど、完全に裏切られたっぽい。良い意味で。
いやこれ、すげー映画です。
この映画、ホント自分には難解でした。
ラスト15分で謎が解けるとか全部回収されるってコメントが多いけど、自分の力量ではラスト15分終わって脳みそフル回転でも見えてこなかった。
見えないまま本編終わってエンドクレジットへ、、
へ? 何? その部分が現実ってこと?
。。考える考える
エンドクレジットに数々の"幸せ"が映し出される、、
これって願望?別世界? なんか皆 幸せそう。
。。考える考える
エンドクレジット終了、、
そ、そうか、これこそが真実!?
エンドクレジット終了から更に5分経過、、
じゃああの場面は?なんであの人は?あの絵は?
さらに5分経過、、
そ、そうか! あの出来事以外の全てが...
モヤモヤの霧が晴れてくるのと引き換えに、とてつもない切なさが押し寄せてきた。ゾワワアァーって。
最後まで全然読めなかった分、後から前へ遡って、場面場面の意味や、込められた想いが、ズン、ズズズンと追い打ちをかけるようにのしかかってきて、、
やるせない、やるせない。。
しばらく脱力感ハンパなかった。
皆 愛しいよね、無念だろうね、悔しいね、でも君のせいじゃないんだよ、って言ってあげたい、、
もし自分がそうだったら、と思うと胸が締め付けられてマジ泣きそうになったよ。(/_;)
自分もよく、映画のオチがどうとか設定がどうとか批評するけど、この映画はオチや落とし方を語って、それだけで済ますことが出来ないというか、それまでの物語の意味や、物語に込められた彼の想い、その物語に何を感じるか、ってことではないかと思うのでした。