待ちに待ってやっとこちら(田舎)でも公開になったので観てきた。
舞台は北欧のとある団地。
そこで知り合った幼い4人の子供たちが無邪気に遊ぶ中で、ふとしたことからサイキックに開花していく。
しかし子供たちはその特別な力をあらぬ方向に向け始め。。
北欧の独特な空気感に、静粛と不穏な音楽のコントラスト、無垢で未成熟が故に残酷だったり衝動的だったり、感情のコントロールもおぼつかない幼い子供たち。
そんな背景で転がっていくストーリーにハラハラさせられるし、それが何ともおぞましい展開で、過激なホラー描写は無いもののゾクゾクと恐ろしい作品でとても面白かったです。
台詞で語ることを極力排除し、子供の表情やカメラワークで語る演出も本作の怖さを引き立たせていたと思います。
絶望、安堵、成長、一括りでは語れないラストも好きでした。
【余談】
田舎育ちなもので子供の頃はカエルの*に爆竹を束にして突っ込んで爆破したり、蛇を振り回して地面にペッタンペッタンして半殺しにした上に結んで遊んだり(更にそれを近所の頑固ジジイの家のポストに入れたりしてたな)、ほんと悪ガキだったのですが、今は家に入り込んだカメムシすら殺さず外へ逃してやるほど善良な大人になってしまった自分がホント不思議 。
蛇はアオダイショウやヤマカガシなど、その数3桁は殺していると思うのですが、未だに呪われてないのもまた不思議 。(←呪われてるのに気付いてないだけ?)