ずけし67

ゴア・ゴア・ガールズのずけし67のレビュー・感想・評価

ゴア・ゴア・ガールズ(1971年製作の映画)
3.7
ジャケとタイトルは100点満点、でも中身はクソなんだろうなと思いきや、いやいやどーして結構好きなやつでした。

ストリッパーが次々と無惨に殺されていく連続殺人事件が発生。捜査を依頼された探偵と依頼者の女がバディを組んで犯人を探すというお話。

古い作品なのでゴア造形のチープ感は否めないものの、でもそこはタイトルよろしくゴアへの熱意というか気合は入っておりまして、原型を留めないほどの顔面破壊の連発に、目玉を取り出してはまた戻す(しかも2回もやりおった)という謎ゴアや、顔面アイロン、顔面フライドポテト、更には肉叩きでお尻ペンペンして塩コショウしてみたり、極めつけは乳首カットで母乳の搾乳、しかもなぜか左は白色で右は茶色の母乳が飛び出し、各々グラスに入れてカンパ~イ!とかもう笑うしかないというね、混ぜて飲んだらカフェオレじゃんて突っ込み入れたくなりました。

被害者がストリッパーということで、無駄にストリップシーンをぶち込んでくるのも憎めないし(というか感謝しかない)、しまいには素人ストリップ大会まで開催するはで、まさにおっぱいがいっぱい、おっぱいサービスも満点でございました。

ちなみに素人ストリップ大会の優勝賞金を千ドル(今のレートで約14万円)に設定した主催者が、こんな大金出したら町中の女が脱ぎに集まるから大会がパンクすると心配していたのですが、いらん心配ではないかと、むしろその金額を争って人前でストリップしようと思う人がおるのか?参加者全員に千ドル出すと言っても誰も出場しないのでは?と真顔で考えてしまったっぽい。
まあ、本作ではたくさん集まって脱ぎまくっておりましたが。

それから本作、意外にもジャッロしておりまして、姿の見えない犯人、猟奇殺人、してその犯人や如何に、な構成となっている点も推理設定自体はオマケみたいなものながら、殺人を繰り返す犯人の心理も一応描かれていて、浅いながらもジャッロな一面も面白かったです。

あと最後に一言。
結局ヒロインは脱がないんかい!!
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