PARALLEL併映。クライマックスだけ切り取って、人間の欲望から生まれた人造人間≒アニメ産業というメタをやりつつそれに共鳴する映画本編の(両親の性欲から生まれた)主人公。奥行きも生まれる

3DCG制作も監督自身で行なっているようで、手作り感満載で熱量が伝わってくる作品だった。

PARALLELの劇中アニメの1シーンを切り取ったような短編で、孤児の女の子が、悪の怪獣？にやられてしまった魔法少女カイニ？を直し、再び敵に立ち向かうという内容。

丸鋸がついた杖の武器は、本編でも使われていて印象的だった。

舞台挨拶がついた回を見たが、監督の手腕が凄い。劇中アニメを自作して、本編の上映機会をブーストさせるのに成功しているのと、声優に有名なYoutuberやアイドルを起用し、新たなファンも獲得している。特にスプラッターとは縁遠いような女性が多く驚いた。

こういった面でも、今後の活躍を期待してしまう監督だ。

本編のカイニはポスターと違ってもっと萌えキャラぽい顔。

両親からの虐待で心に傷を持った女性と、アニメキャラのコスプレ殺人鬼のラブストーリー『PARALLEL パラレル』のスピンオフ。
本編終了後、舞台挨拶を挟んで上映されました。

少女を守るため闘うカイニの話し。
『PARALLEL パラレル』本編で、コスプレ殺人鬼が大好きだったアニメがこの『人造魔法少女カイニ』。
部屋にはポスターが貼りまくられ、殺人の途中でも放送が始まったら、殺すの中断して見るくらい夢中の作品。
『PARALLEL パラレル』の劇中ではキャラ紹介を兼ねたオープニング映像だけだったんですが、話題になったので田中監督が自ら本編を製作されたそう。
と言っても『PARALLEL パラレル』本編に使われてたオープニング映像に戦闘シーンを新撮でプラスした数分の短編。
主人公の人造魔法少女カイニの相棒、人造魔法少年シンジは『PARALLEL パラレル』本編の主人公舞の両親を殺した女装殺人鬼がモデル。
女装してメイクもしてるけど髭面と言うインパクトある見た目だったシンジが、アニメでは萌えキャラなのに髭が生えてるこちらもインパクトあるキャラになってました。
この本編のオリジナルキャラの少女を守るために闘って、強大な敵に敗れてボロボロになったカイニが、仲間の人造魔法少女たちと少女の想いで、再び立ち上がるって展開。
カイニが護っていた少女は、誰もが世界を好きになる魔法を持っていたと言うオチ。




＊＊＊＊＊＊＊＊＊鑑賞記録＊＊＊＊＊＊＊＊＊
鑑賞日：2023年9月30日
鑑賞回：20:50〜22:20
劇場名：ｱｯﾌﾟﾘﾝｸ京都
座席情報：ｽｸﾘｰﾝ1 H-4
上映方式：2D
レーティング：G
上映時間：不明
備考：『PARALLEL ﾊﾟﾗﾚﾙ』併映
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