EllenAim

エクソシスト 信じる者のEllenAimのレビュー・感想・評価

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)
3.7
”神は悪戯をしているのだ”

原作者であるウィリアム・ピーター・ブラッティが脚本も担当し、ウィリアム・フリードキンが監督をし、ホラー映画では初のアカデミー作品賞にノミネートされ、脚色賞と音響賞を受賞した『エクソシスト(1973年)』。
『エクソシスト2(1977年)』の製作には乗り気はなく、ウィリアム・ピーター・ブラッティもウィリアム・フリードキンも関わらず。SF色も強く否の声が多い。
2は続篇と認めておらず、ウィリアム・ピーター・ブラッティが監督と脚本を務めた『エクソシスト3(1990年)』。
前日譚『エクソシスト ビギニング(2004年)』が公開されるが不評。
ならばとボツでお蔵入りになっていた『ドミニオン』を2005年公開するが不評。
ウィリアム・ピーター・ブラッティ、2017年に逝去
ウィリアム・フリードキン、2023年8月に逝去
本作は①の正当な続篇と謳う。
フリードキンは本作製作には関わりたくないと言っていて、観ないで亡くなってしまったという。


今回はIMAXで観ましたが、IMAXでは一日に一度しか上映されてないんですよね。
前評判も良くないし「ゴジラ-1.0」「ナポレオン」に圧されてますね。客入りもまばらでした。
先ずは♪『Tubular Bells』をIMAXで堪能でき感激。エンドロールでの、ちょい不気味な曲も良かった。


戦慄の①には及びませんが、まぁそれなりに楽しめたかなという感じです。
しかし本作の悪魔もクチが悪いねー、、しかも保険をかけるようになったしな、、タチが悪い。。でもF〇ck meの言葉を浴びせられなかっただけでも、まだマシだったかもしれないな。。

今回は二人の少女に取り憑くわけですが、白人と黒人の少女なんですよね…。
森の中をどうくぐっていたのかわかりませんが、"死霊のはらわた”みたくなるわけです。
どっちを選択する、、こうだっただろ、と嫌な過去をほじくり返して、、”SAW”ジグソーおっつぁんみたいなことを👿悪魔はするわけです。
クリス(エレン)と「随分久しぶりじゃねーか」みたいなやり取りがあったのでパズズ👿だったとおもいますが…。





ーーー以下ネタバレ含むーーー




クリス役のエレン・バースティンが50年ぶりに出演するわけですが、90歳なんですね。
クリスは👿悪魔と対峙を試みますが、とんだ返討ちに・・・惨い…惨すぎる…。近づき過ぎじゃないか、、とはおもったのですが…。
やぶ蛇でしたね、、、あれだけ痛い目に遭ってきたのに・・・なーんてこった。やる気満々だといいことはありませんね。
50年ぶり90歳で出演なのに…酷いことをする制作陣だなと、、ちょっと嫌な気分になりました。
それにクリスには、あんな力が備わっていたとは、、なんか雑ですね。


①からその後、娘リーガンとは疎遠になってるということで、、やっぱり出演しないんだ…三部作だからいずれ出るのかな…と想っていたら、、、まさかのリンダ・ブレア、、、AIかと想ってしまった。
なんか嬉しかった。
14歳ぐらいで①に出演、そして②、その後、数奇な運命をたどってしまったリンダ・ブレア。
次作でも出演するのかもしれませんが、そっとしておいてほしいような気もします。
なーんか、マクニール母娘頼りというのがなぁ、、、
✞カラス神父は、どうか安らかに眠らせておいてください。

SWのフォース合戦みたいにならなければいいけど。

三部作・・・難易度は高いかと。

ウィリアム・ピーター・ブラッティとウィリアム・フリードキンが存命だったら、この作品にどんなコメントをしたのだろう


【IMAXレーザー】
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