EllenAim

オーメンのEllenAimのレビュー・感想・評価

オーメン(1976年製作の映画)
4.1
”悪魔の子の証 666”

『エクソシスト(1973年)』は作家ウィリアム・ピーター・ブラッティが悪魔払いの事件に触発されて書いたもので、実話を基にした作品と云われてます。
『オーメン』は新約聖書ヨハネ黙示録13章18節にある、「ここに知恵が必要である。思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。そして、その数字は六百六十六である」をモチーフに作られ、エクソシストを放ったワーナーブラザーズに対抗すべく、1976年に20世紀FOXが放った作品。
『エクソシスト』『オーメン』1970年代の映画ですが、VFXが発達した現在でも見劣りしない作品。オカルト映画ブームのきっかけを作った名作です。

雰囲気といい、カメラワークとか、じわりじわりと惹きこまれます。父親役のグレゴリー・ペックがまたいいです、流石名優です。
そして、作品をさらに格上げしてくれるジェリー・ゴールドスミスの重厚な音楽がいいですね。1976年、アカデミー作曲賞を受賞。
♪《Ave Satani》《The Altar》秀逸です。
エクソシスト《Tubular Bells》とは、また異なる不気味感があります。2本とも流石オカルト映画の金字塔です。
そういえば『サスペリア(77年)』ゴブリンの曲ですが、初めて聴いた時は、かなりビビりました…あれは怖すぎです。今聴いてもやっぱり怖い、背筋がゾっとします。こちらも名曲。


現在ならCGとなるでしょうが、首の跳び具合と、あの回転は見事ですね。計算されてたのかな…偶然の産物かな…。
カメラマンのジェニングス、ブレナン神父、乳母のベイロック、オカルト感がガッツリ出てますね、怖いです。
ラストカットいいですね。

グレゴリー・ペックやスタッフに数々の出来事があり、呪われた映画などと云われていたが、、どうなのでしょうね・・・。

”オーメン”とは前兆という意味だそうです。
”ファイナル・デスティネーション”ってオーメンをモチーフにしたのかなぁ…。
『オーメン:ザ・ファースト』の公開を記念して、
サイズが666mm×666mm、666枚限定というポスタームビチケが販売されたそうです……やるもんですね


[再鑑賞]
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