かつて一世風靡したプロレスラー、
フリッツフォンエリック家の実話に基いた物語。そしてそこには確かに彼の実の息子達5人がいた。
この父フリッツには
[アイアンクロー]という自慢の地味な荒技がある。これはフリッツの巨大な掌で相手の顔面を掴み上げ締め上げる技であり時として相手の頭蓋骨をも粉砕する威力があるという。
これを{鉄の爪}或いは{脳天締め}とも
言う。
そしてこの５人の息子達…、
幼き頃に失くなってる長男のことは定かではないが遺る４人の息子達の栄光と挫折と悲劇には私の心は強く打ちのめされます。泣けます。
私はこの父フリッツを赦さない。
絶対に赦さない。
己の尽きること無き欲望や虚栄の為に純粋無垢の息子達への洗脳の如き格闘技世界への縛り付け封じ込みは絶対に赦さない。
私はそれぞれに繊細で、
心優しい息子達を見て想う。
この父フリッツは彼らの儚き命と共に彼らの輝ける希望と未来まで鉄の爪アイアンクローで握り潰してしまった。
(プロレス狂はあんた独りだけやったんと違うんか‼)
marucoにはこの一家への
呪いなどとつゆほどに思わない！
呪いとは何のことやねん！
いったい何の呪いやねん！
寧ろそれは違う。
呪いなんかあるかい❗
私は父フリッツに我が命を賭して、息子達へ生涯償う気持ちを持つべきだと思った。
そしてあのとき投げた銀貨🪙は、
両面とも裏やったと思う。
亡くなられたご兄弟には、
心から哀悼の意を捧げます💐
