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雪山の絆のyucatのネタバレレビュー・内容・結末

雪山の絆(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

すごく長い精巧な再現ドラマ。
恥ずかしながらこの事故のことは全く知らず。飛行機事故は必ず起こるものではあるけれど、日々あんなにたくさんの数の飛行機が世界中で飛んでいるのに確率が低いから一応安心して乗れるんだけど。
でもアンデス山脈で墜落した飛行機ってかつて35台?あって、今までは生存者なしっていう情報を聞くと、やっぱり多いな、という印象(これは1970年時点の情報なのかな、映画内でそんなナレーションがあったような…)

この映画ではまさかの生き残った人が数十人いて、まさしくお互いを気遣いながら希望を捨てず生き延びた。
見る限り、自分勝手な行動の人はいなかった たし、人肉を食べる行為についても、もちろん解体する人も必要なわけで、それをすすんで実施してくれて、さらに「僕は食べない」という人に対しても、氷に包んだりして生かせようと食べさせてくれた行為にはほんとに脱帽。

私だったらすぐに生きることを諦めてしまう。

氷点下の寒さ、怪我の痛み、飢え、生き埋め、いろいろな困難に襲われながら、何よりも大切なのは生きる気力なんだと思った。
あとあの人たちには知恵や技術も少しあったわけだけど。

生き残った皆さん、無念な結果になったけど生きようと頑張っていた皆さんにはほんとに尊敬の気持ちしかないです。
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