このレビューはネタバレを含みます
物語シリーズに何を求めるかで評価が分かれそうな総集編だった。
そういえば3部作は未視聴だった。
前半羽川翼との静のシーンと後半の明らかな動に目を奪われてしまった。
敢えて削ぎ落としたらしいあららきのモノローグ、物語シリーズの特徴とも言えるエロギャグシーンの全カット。総じて傷物語に洗練された印象を与えている。
但し、自分自身物語シリーズのその部分に惹かれていた事実がある以上はそれなしに物語シリーズを語れないのだ。あくまでも個人的な感想だが。
とはいえキスショットの登場シーン
各戦闘シーンの作画CG編集には文句のつけようもない。
初めてアニメーションでいちキャラクターを見て恍惚とした時間が流れた。吸血鬼をこれほどまでに魅惑的に描くにはこの人らでないとダメだと思わせるくらいには美しかった。
ただやっぱり欲張りな私は血が足りないと思ってしまった。全身全霊でその血を浴びたのに満足できなかった。きっと私は貧血なんだろう。
少なからずアニメからこの物語を始めた私はそのエピソードによってダメージを負った。
また、その傷を癒す薬も物語からもらった。
傷物語が映像作品として完璧に近づくほど寂しくもあり嬉しくもあるのだけれど、完璧であるが故に傷を負わずに済んだとも思う。
わたしが物語シリーズに何を望むか。
その答えは多分痛みなんだと思う。
逃避したい感情(痛みや怒りは物語でいう怪異を呼び寄せる外因？)と自分の中の理想と現実の解離、それを自覚する事で自分の問題としてそれを解決するきっかけや学びにもなり、ひとつ成長することができる。
書いていて何が言いたいのか分からなくなったけど
アララギやガハラが忍野から人は一人で勝手に助かるだけと教わったように、私が羽川さんから何でもは知らないよ、知ってることだけと言われたように
変わらない物語をギャグや愛しのキャラ達を届けてほしいと思ったっていうのを↑に長々と書いてます。
少し脱線したけれど本作は世界に誇れる日本のアニメーション技術や良さが濃縮された世界観に浸れる作品に仕上がってます！！！可能性無限大！
是非！！！！！！！
