ふぇり

アメリカン・フィクションのふぇりのレビュー・感想・評価

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)
3.9
優しいブラックコメディという感じだった。エンタメって、リアルって何だろうね?消費するためのステレオタイプ。でもそれを求めてしまうのも人間。売る側、受け取る側を強烈に皮肉りつつ、真摯な家族の話でもある。

モンクの悩みはギャング絡みやドラッグなどではなく、行き詰まっている仕事、家族との関係や介護、恋愛でありこれこそが「リアル」であると提示している。ただそのバランスが微妙というか、モンクの内面の話をもうちょっと見たかった気がして、そこも含めて皮肉なのかはちょっとよくわからなかったかな。

書いてる文章が映像になり、現れた登場人物に「次の台詞は?」と言われるシーン良かった。想像との対話。

昔からジェフリー・ライトが好きなので満足です。
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