Netflixオリジナル。
ウェス・アンダーソン監督が手掛けるロアルド・ダール原作の短編4部作の一つ。
ねずみ捕りを稼業とする不気味な男が、依頼人にねずみの駆除の仕方を語る短編。
3人芝居かつセットが芝居の書き割りみたいな場面もあるので、演出としては短編4部作の中では一番演劇っぽいと思った。
他の作品では作家役としてちょっとだけ登場するレイフ・ファインズが、今作ではメインキャラクターのねずみ捕り役を演じる。
ねずみ捕りの不気味さが強烈でストーリー的な面白さをあまり感じられなかった… ので、見どころはセットの活用の仕方やレイフ・ファインズの怪演かな。
特にレイフ・ファインズの演技はかなり演劇的だと思うので、そこだけ舞台を観ているみたいな面白さがあった。
ストーリー的なテーマは分かりづらいけれど、汚れ仕事やそれに伴うプロフェッショナルな技術は世の中に必要なのに、ついつい蔑んで見てしまうところは皮肉だよなあと思った。
