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離れていてものkeinoshinのレビュー・感想・評価

離れていても(2023年製作の映画)
3.0
東京国際映画祭2023、記念すべき(?)開幕1作目🎞️

中国から香港に移民としてやってきた家族の1997年、2007年、2017年の20年間の変遷を描く作品。
呉慷仁(ウー・カンレン)演じる父親がなかなかヤバくて、娘にクスリやってるところ目撃されても気にしないし、娘に万引きさせようとするし、「こんな父親の元で育って大丈夫か、娘…」って思ったら案の定小学校低学年時点で人のもの盗んで嘘つく子になってて胸が痛んだ。(のちに更正)

2017年で裁判所から次女宛に出頭命令が届いたことが判明したあと、母親の「あの子も結局父親と同じなのよ」っていう発言から「あんな出来た子がたかだか10年でクスリに手を出すまで落ちたの?!」ってめちゃくちゃビックリしてたら、Q&Aで裁判所の出頭命令は移民だから的なことを監督が言ってて、安心したと同時にめちゃくちゃ紛らわしいって思ってしまった。そこだけちょっと残念だったかも。

2007年と2017年の娘2人、同じ人だと思ってたらエンドロールで違う人ってわかって「こんなに似てる人キャスティングするってすごい…!」って映画とは関係ないところで感激した。2007年の次女役の女優さんが満島ひかりを愛嬌とか可愛げに振り切った感じですごくかわいかったです🫶
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