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ゴールド・ボーイのpokotanのレビュー・感想・評価

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)
4.2
観る前の印象はかなり地味だけど、観ると衝撃的展開でテンポよくどう転んでいくのかドキドキハラハラする話の面白さと黒木華や江口洋介といった割と豪華な出演者で一気に惹きつけられた。

沖縄を舞台にしたサスペンス。
岡田将生扮する東昇が読谷岬で義理の両親を突き落とす衝撃的展開から物語は始まる。

そして、それを偶然撮影した朝陽、夏月、浩の子どもたちが東昇を脅して、どんどん予想もしない展開となる。

沖縄で撮影してる割にはくすんだ色味の画の作り方。
子どもたちはなかなかの壮絶な人生。
中盤の浩の父親が生きていて、「私、人殺しじゃない」って手を繋いで2人で走り去るシーンは何か青春的で良かった。

岡田将生のダークさ全開の演技も何か新鮮。
とにかく東昇の人を人だと思ってないような、目的のためならの躊躇なく殺していくサイコパス。
殺す手段も知識が豊富な故に恐ろしい。
そして、そんなサイコパスを超える衝撃。
もうラストはえぇーーーっていう恐ろしさ。
頭脳が秀でてる故にとにかく準備万全で人の気持ちさえ利用して罪悪感に駆られることもない。
いやー、面白かった。

最後に刑事の巌さんと向かい合って終わる。
2ってどんな話になんの?
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