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ジョゼと虎と魚たちのpokotanのレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)
3.4
概ね日本版と同じ流れだったけど、ややアレンジされてた。
冒頭も、すでに倒れているジョゼを助けるところから物語は始まる。

ただ、ヨンソクが何故年上で偉そうなジョゼに関わっていくのかがいまいちパッとしなかった。
名前も知らなかった彼女に海苔をあげたりどうしてこだわるのか。
車椅子で廃棄のものを集めて不自由な一軒家で暮らしているから同情?
ご飯が美味しいから?
徐々に人柄に惹かれていく様は良かったけど。
ゆっくりと描いているから、やや退屈気味。

先生から本物を知るコーヒー、ウィスキーを知る。
少し背伸びしてるところは可愛く面白かった。

体の不自由なことで殻に閉じこもっていたジョゼ。
寂しさが勝ってつい本音が出る。
雪の中のキスシーンは美しかった。

今まで本の中でしか外の世界を感じれなかった。
本の中から世界を想像していってた。
それがヨンソクと出会い、スマホのGoogleマップで土地を感じる。
そして彼が実際に連れて行ってくれて、新しい世界を見せてくれる。
でも、それは彼女にとって実際に感じることは違っていて、ただあの家で景色を想像して旅をすることがジョゼの世界だった。

割と余白のある描き方で良いんだけど、気になる点も多々あった。
ミン教授との関係もセフレ?彼氏が来たエピソードあるから、付き合ってるわけではなさそうで、いまいちよく分からんかった。
あと、虎を見かけた話もよく分からん。

ヨンソク役のナム・ジュヒョク、イケメンだけど、食事の時に口を開けてもぐもぐ食べるのは気になった。
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