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ミス・シャンプーのkeinoshinのレビュー・感想・評価

ミス・シャンプー(2023年製作の映画)
3.5
東京国際映画祭2023、5作目🎞️

『あの頃、君を追いかけた』でお馴染み九把刀(ギデンズ・コー)の監督作品。
Q&Aで九把刀が来るって知って、とにかく生で九把刀を拝みたいっていう謎な理由でチケットとったけど、結果期待していた以上に面白くて満足度めちゃくちゃ高かった。

同じ監督の作品なので『あの頃〜』と同じく下ネタは多いし悪ノリも多め。(個人的には笑いのツボが似てるのか、いちいち面白かった)ジャンルとしては同じラブコメだけど、笑ったあとにめちゃくちゃ泣いた『あの頃〜』よりはだいぶコメディに振り切れてて、泣けるシーンはないけどその分めちゃくちゃ笑った記憶。
カットの才能がないアーフェンが作る有象無象のヘアースタイル(特に野球選手の髪型が最高)の視覚的な笑いから、下ネタ、終盤でのメタ発言や斬新なエンドロールなど、いろんなタイプの笑いが詰め込まれてるなぁと笑いながら感心してしまった。

特に、先日観た『成功補習班』にも受付役で出てた百白という声が特徴的な女優さんが本当に最高で、店先でのサカナ、アシナガ、ブライアンとのやりとりが一番笑ったかも。エンドロールのクレジットで名前覚えて調べるくらい、一気にファンになりました。

いい意味で悪ふざけ感が強い作品なので、考えたり感じたりっていうのはなかったけど、「あー楽しかった!」という幸福感に包まれて映画館を後にしました。

追記。
個人的にビビアン・ソンとミシェル・チェンはビジュアルの系統が同じだと思ってるので、アータイがアーフェンを回想するシーンでところどころ「ミシェル・チェンかな?」って錯覚に陥った。
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