この1984年は、ハリウッドの当たり年で、「ターミネーター」「ビバリーヒルズ・コップ」「ゴーストバスターズ」と続編が作られるほど人気を博した作品が多い。そして、いずれの作品もテーマ曲が名曲ときている。
本作も同様で、巨匠ジェリー・ゴールドスミス作曲の「グレムリン・ラグ」も大好きな一曲である。
まだ大学生だったクリス・コロンバスの脚本を、スピルバーグが気に入って映画化(スピルバーグは製作総指揮、監督はジョー・ダンテ)したのが本作。
不思議な生き物モグアイを飼うことになった青年。しかし、飼うための3つの禁止事項を破ってしまい、町全体に恐ろしい災いが降りかかるダーク・ファンタジー。
いや~フィービー・ケイツがマジ可愛い!
続編は完全にコメディだけど、一作目は中盤までは結構怖い作品(本作もグレムリン大量発生以降はギャグ色が濃い)。
何が怖いかって、何と言っても主人公ビリーくんのママさんによるグレムリン殺戮シーンに尽きると思う笑
ミキサーと電子レンジは、流石にむごすぎるって!!!
あと、かなり映画マニアの心くすぐるような小ネタが多いのも印象的。
いじわるな地主の婆さんの家に飾られている写真がエドワード・アーノルドだったり、ガソリンスタンドのオヤジがケネス・トビーだったりと、日本人の観客ポカーンのネタばかり。
特に「禁断の惑星」のロビー君がチョロッと登場した時は思わず吹いてしまった。
そして、その横を車イスのような物に乗ってスピルバーグ本人が横切るのも笑える。