ほーりーさんの映画レビュー・感想・評価

ほーりー

ほーりー

基本、文章力はありませんが、皆さんのreviewを参考にしながら、今まで見た映画、これから見る映画について、文章の練習がてら書き続けたいと思います。

まず、書くにあたって心がけること。

・あまり肌があわない映画でもいい点をみつける
・小難しい評論は書かないようにする(ってか書けない笑)
・自分の思い出や経験したこととなるべくリンクさせる
・文章は簡潔に

映画(541)
ドラマ(1)

サリヴァンの旅(1941年製作の映画)

3.6

スタージェスといえば「大脱走」のジョン・スタージェスの方が印象強いけど、偉大なスタージェスはもう一人いる。

スクリューボール・コメディを得意としたプレストン・スタージェス監督の代表作である「サリヴァ
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大脱走(1963年製作の映画)

4.5

あまりにも有名な作品だけど、改めて観ると「大脱走」ってかなり異色な戦争映画という印象を受ける。

あんなに青空がよく似合う戦争映画が他にあるだろうか。

冒頭、大脱走マーチにあわせて大量の捕虜を乗せた
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心の旅路(1942年製作の映画)

4.4

田中角栄が最も好きだった映画と聞いたことがある。

だから「記憶にございません」って台詞が生まれたのかな、もっともあれは小佐野賢治の言葉だったけれども。

「心の旅路」は第一次大戦中に記憶を失ってしま
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安城家の舞踏會(1947年製作の映画)

3.7

前回レビューの「自転車泥棒」はイタリアの失業したダメお父さんが主人公だったが、今回はお国も階級も違う、日本の元華族のダメお父さんが登場する映画をチョイス。

華族制度が廃止され、豪華な屋敷も人手に渡っ
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自転車泥棒(1948年製作の映画)

4.0

この映画を観るまで、イタリアはどこのレストランでもピザが出てくるもんだと思っていました。

普通のレストランでは専用のピザ窯がないのが当たり前で、ピザが食べたいときはピザ専門のレストランであるピッツェ
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ニッポン無責任野郎(1962年製作の映画)

3.9

昔は断然前作の方が好きだった。

前作主人公・平均(たいら ひとし)は本作の源等(みなもと ひとし)と同じく要領は良いもののどっかまだ正義感なところもあったので取っつきやすかったからだ。

ちょっと引
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ニッポン無責任時代(1962年製作の映画)

3.9

植木等御大が亡くなって早11年。一ファンとして演芸マニアの先輩と青山葬儀場で営まれたお別れの会に行ったのがつい昨日のことのように思い出される。

それまで大映で2本撮っているが、クレージー映画の元祖と
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我等の生涯の最良の年(1946年製作の映画)

4.1

そして作品賞第3弾は、第二次世界大戦後の帰還兵たちの苦悩や成長を描いた「我等の生涯の最良の年」。

監督はご存知「ローマの休日」「ベン・ハー」のウィリアム・ワイラー。

3人の帰還兵が同じ軍用機に乗り
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我が道を往く(1944年製作の映画)

3.8

とぅーらるーらーるらーとぅららーらー♪

続いて1944年度のアカデミー作品賞受賞作「我が道を往く」。数少ないコメディで作品賞に輝いた一本であります。

共同通信社のMOOK21から出ているアカデミー
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わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)

3.9

ここから3本のレビューは40年代のアカデミー作品賞に輝いた作品をチョイス。どういう訳がどの作品も“我が”とか“我等”という言葉がタイトルに付いている。

第1弾は1942年度の受賞作品「わが谷は緑なり
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三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟(1947年製作の映画)

4.5

CGはもとより光学合成や特殊メイクを使わなくともファンタジーは作れることを立証した作品だと思う。

クリスマス映画の代名詞となった「三十四丁目の奇蹟」は観る者をとってもあたたかい気持ちにさせてくれる作
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赤い河(1948年製作の映画)

4.2

この映画に登場する牛さんたちを観ると、思わずビーフが恋しくなる。

戦前の「駅馬車」、戦後の「赤い河」。この2本が西部劇においてのエポックメイキングな作品だったように思う。

それまで「荒野の決闘」や
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謎の要人悠々逃亡!(1960年製作の映画)

4.4

何とも人を食った邦題だけど、知る人ぞ知る捕虜収容所ものの傑作コメディである。

この手の作品では「第十七捕虜収容所」という名作があるが、それに次ぐぐらい面白い作品だと思う。
そしてシンプルで鮮やかな脱
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桃色の店/街角 桃色の店(1940年製作の映画)

4.2

ルビッチの映画って「極楽特急」や「青髭八人目の妻」「ニノチカ」など華やかな上流社会が舞台である印象が強いけど、本作のような市井の人々を描いた作品の方が個人的に興味をひかれる。

ブダペストの雑貨屋を舞
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周遊する蒸気船(1935年製作の映画)

4.0

暴力映画やサスペンスも良いけれど、やっぱり時には殺伐としていない、心がゆったりするような映画が無性に観たくなってくる。

「周遊する蒸気船」は、1890年代のミシシッピー川が舞台の人情喜劇。監督は巨匠
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少佐と少女(1942年製作の映画)

4.2

徐々にではありますが家のことも落ち着いてきたので、映画レビュー再開します!

復帰第一本目は、自分がいちばん好きな映画監督のデビュー作をチョイス。

ビリー・ワイルダーの「少佐と少女」は正確に言うとハ
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おくりびと(2008年製作の映画)

4.1

されば 朝には紅顔ありて 夕には白骨となれる身なり

蓮如上人が愛娘を亡くした時に記した“白骨章”にこういう一節があるそうな。

たとえ朝には色艶のよい顔をしていても、夕には白骨と化してしまうこともあ
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マルクス兄弟 オペラは踊る(1935年製作の映画)

4.6

マルクス兄弟MGM社移籍第一作「オペラは踊る」はまさに喜劇映画のお手本のような大傑作。

あまりにもナンセンスでアナーキーすぎた前作「我輩はカモである」が興行的に惨敗し、所属していたパラマウント社から
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洲崎パラダイス 赤信号(1956年製作の映画)

4.3

今年2018年は川島雄三監督の生誕百年ということで、野外上映会や動画配信など色々と企画されているそうな。

川島監督といえば「幕末太陽伝」か有名だけど、個人的には本作の方が好きです。

芝木好子原作「
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死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

4.5

映画のエンディングで、“Not the end”とクレジットされたのはおそらくこの作品だけだと思う。

フリッツ・ラング監督による反ナチプロパガンダ映画「死刑執行人もまた死す」は、ナチス占領下のチェコ
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裸の町(1948年製作の映画)

3.9

赤狩りでハリウッドを追われた監督の中で一番昇華した人といえば、おそらくジュールス・ダッシン監督だと思う。

奥さんがメリナ・メルクルーリ(女優でさらにギリシャの文化大臣!)だったり、息子(先妻との子)
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.7

題名のカリオストロは、ご存じモーリス・ルブラン原作の「アルセーヌ・ルパン」シリーズの一篇「カリオストロ伯爵夫人」が由来。

ちなみにカリオストロというのは1700年代に暗躍した実在の詐欺師の名前であり
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オペラ座の怪人(1925年製作の映画)

3.8

「あっ!ほんこんさんや」

昔あるテレビ番組で、この映画のクライマックスである怪人が素顔をさらけ出すシーンを取り上げたことがあったが、その際にスタジオにいた今田耕司が確か上述の発言していたような気がす
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.5

前回の「羅生門」のレビューをアップしたのが5月31日だったので、あれから十日も経ってしまいました……あれから十日たったかなァ~♪

さて、自分の中ではクラシック映画という定義は、特にハリウッド作品にお
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羅生門(1950年製作の映画)

3.7

戦後、敗戦にうちひしがれた日本人に希望を与えた偉人が何人かいる。

湯川秀樹博士、古橋廣之進、白井義男、そして、本作で日本初の国際映画祭グランプリを受賞した黒澤明監督である。

「羅生門」はある殺人事
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人生は四十二から(1935年製作の映画)

4.3

この映画のタイトルをネット検索すると、人生は42歳からはじまるんやて……というTシャツの画像が大量に出てくるが、本編では特にこの42という数字が重要な意味を持っている訳ではない。

原題は「レッドキャ
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ロバと王女(1970年製作の映画)

3.8

この間「眠れる森の美女」のレビューを書いたときに、chii様から同じシャルル・ペロー原作の「ロバと王女」もお薦めして頂いたので早速鑑賞!

確か……悪い魔女からロバに姿を変えられたお姫様のおはなしだっ
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喜びも悲しみも幾歳月(1957年製作の映画)

4.2

先月30日に102才で亡くなられた作曲家の木下忠司氏は、木下恵介監督の実弟であり、お兄さんが監督作品の音楽をほとんど担当していた。

※ちなみに「破れ太鼓」では作曲家志望の次男役でも出演。

テレビ「
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.3

本作の最大の見どころは、ティラノサウルスが大都会で暴れまわるという点に尽きる。

前作にはなかった巨大な生物から群衆が逃げ惑うというシーンがあるため、その辺りは見ごたえがあるのだが、キャラクターの描き
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キッスで殺せ!(1955年製作の映画)

3.7

去る5月23日はキスの日なんだそうで、ちょっと遅くなりましたがキスに関連した映画を。

本当はワイルダーの「ねぇ!キスしてよ」とかの方がイメージ的にあってるんだろうけど、すでに昔レビューを書いているの
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スタア誕生(1937年製作の映画)

3.9

ハリウッドの裏幕を描く「スタア誕生」は過去3回映画が作られていて、その中でもジュディ・ガーランド主演の1954年版が特に知られているが、今回取り上げるのはオリジナルである1937年版。

もっとも本作
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黒い画集 あるサラリーマンの証言(1960年製作の映画)

4.1

「どうして……どうしてこんなことに……」

授業や仕事をサボっている時に知ってる人にバッタリ会ってしまうことほど気まずいものはなく、しかも、それが自分の身を破滅させるほどの恐ろしい事態に発展したとした
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眠れる森の美女(1959年製作の映画)

4.4

数あるディズニー映画の傑作の中でも、美術面においてこの作品の右に出るものはそうそうないと思う。

シャルル・ペロー原作の童話を映画化した本作は、製作期間6年をかけて作られた正真正銘の超大作(製作費が
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五月の七日間(1963年製作の映画)

4.2

もしも世界最高峰の軍力を持つ米国軍隊がクーデターを起こし、軍事政権を企てようとしたら……?

核戦争の驚異がすぐ身近にあった1960年代。「博士の異常な愛情」や「未知への飛行」など何とも恐ろしい映画が
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海底王キートン(1924年製作の映画)

3.8

これも「キートン将軍」や「探偵学入門」に並ぶぐらいのアドベンチャー映画。

ひょんなことから漂流する巡視船(これがトンでもないデカさの船)に二人っきりで取り残されてしまった金持ちのボンボン息子&お嬢さ
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.5

非理性的で不合理な男と女の関係について、ウディ・アレンが(文字通り)シニカルな語り口で切っていく作品。

コメディでもなく、ドラマでもなく、全編ウディ・アレンの漫談という雰囲気で、映画評論家ロジャー・
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