ほーりーさんの映画レビュー・感想・評価

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アパッチ砦(1948年製作の映画)

4.0

【光るフォンダの名演、それを受けるデュークの好演】

久しぶりにゆっくり映画を観る時間ができたので、ジョン・フォードの『アパッチ砦』を観た。

フォード監督の作品のなかでは、上位からちょい下のラン
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スタア誕生(1954年製作の映画)

3.9

文字通り、ハリウッドの古典。1937年のオリジナル以降、三回もリメイクされるほど、シンプルなストーリー構成ながらディテールまで良くできている。その決定版といえばどれかといえば、ジュディ・ガーランド版の>>続きを読む

センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島(2012年製作の映画)

3.4

DVDに収録されていた、カットされたシーンを見たが、なんでこれがカットされたかわからないぐらい、ドラマとして重要な部分だったので少し低めの点数。

ドウェイン・ジョンソンの歌が良い。芸達者ぶりを感じた
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.5

ジェイソン・ステイサムとドウェイン・ジョンソンはいい役者だと感じた。

まさしく柔と剛の個性がぶつかりだ。

ラストの対決シーンは、ちょいと顔芸が過ぎた感がある。

ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.5

【帰ってきた『アフリカの女王』?】

嫁さんのご贔屓、ドウェイン・ジョンソン御大が出演しているということで、先日家族サービスで映画館に行ったが、久方ぶりの劇場での鑑賞になった。

テレビCMを観た時に
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南部の唄(1946年製作の映画)

4.0

【ジッパ・ディー・ドゥー・ダー】

金ローで『ピーター・ラビット』をやっていたせいか、つい久しぶりにうさぎどんに会いたくなって我が家の棚にある『南部の唄』を引っ張り出した。

スプラッシュ・マウン
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エルマー・ガントリー/魅せられた男(1960年製作の映画)

3.9

【やっぱり伝道師って怪しい職業だよね】

さて、またまた期間が空いてしまいましたが、久しぶりにレビューをアップ。

今回取り上げるのはバート・ランカスター主演、リチャード・ブルックス監督・脚本の『
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ヨーク軍曹(1941年製作の映画)

3.8

【信仰心と愛国心の間に……】

メル・ギブソン監督の戦争映画『ハクソー・リッジ』では、アンドリュー・ガーフィールドが宗教上の理由から敵は殺さず黙々と重傷を負った仲間たちを助ける兵士を演じていたが、本
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エデンの東(1954年製作の映画)

3.6

【上目遣いの青春】

今週もまたレビューの前にご案内がございます。というのも先週宣伝したばかりの似顔絵の個展が緊急事態宣言の延期に伴い、さっそく日程が変更になりました(涙)

『堀口典雅にがお絵展
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終身犯(1962年製作の映画)

4.1

【塀の中の鳥(バード)男(ランカスター)】

レビューの前に宣伝です。プロフィールにも書きましたが、実はこの度、東京府中市で小さいながら似顔絵の個展を開くことになりました。もし足を運んでいただければ
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

3.9

【未来は白紙】

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの完結編。純粋な娯楽映画としてはPART1の次に好きな作品。

西部開拓時代にタイムスリップしたドクを助けるというシンプルなあらすじなの
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

4.0

【ブルースって赤ちゃんみたいな表情するよね】

と、ブルース・ウィルス好きの嫁に話したら、激しく同意してくれた。

テリー・ギリアム監督によるSFサスペンス『12モンキーズ』は、クリス・マルケル監
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名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年製作の映画)

3.7

【左右対称じゃないと、わしゃ嫌なんじゃ(涙)】

地上波で『時計じかけの摩天楼』を久しぶりに観た。

工藤新一(=江戸川コナン)に挑戦状を叩きつけたサイコパスな連続爆弾犯と対決するシリーズ第一作。
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.5

【チョキだしてチ・ョ・コ・レ・ー・トってよく下校のときやってたなあ】

『チャーリーとチョコレート工場』→『夢のチョコレート工場』→『チャーリーと~』の流れで見ると色んな発見がある。

バレンタイ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

3.8

【今、本当にデロリアンがあったら?】

そりゃコロナ前の世界に戻りたいよね。

年始にCSでやっていた『BTTF』シリーズを観ていて、恥ずかしながらヒロインを演じている女優が違うことに今更気づいた
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傷だらけの栄光(1956年製作の映画)

3.7

【俺は空の上の誰かから好かれてる】

ポール・ニューマンの出世作となった『傷だらけの栄光』。元々はジェームズ・ディーンがキャスティングされたものの、例の事故死によってニューマンに白羽の矢が立ったとい
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キー・ラーゴ(1948年製作の映画)

4.5

【GはギャングのG】

エドワード・G・ロビンソンの憎たらしいほどの悪役演技が印象深い。

ハンフリー・ボガート&ローレン・バコール主演の映画『キー・ラーゴ』。監督はジョン・ヒューストン。

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(1968年製作の映画)

4.6

【それは果たして正義か狂気か】

前から好きな作品だったけど、改めて観てとんでもない傑作だと感じた。

森谷司郎監督、小林桂樹主演、橋本忍脚本のサスペンス映画『首』。何年か前にCSで放映していたの
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野のユリ(1963年製作の映画)

3.7

【アーメン!エイメン!】

大傑作ではないけど、いい映画だなと思う良品に時々あたることがある。ラルフ・ネルソン監督の『野のユリ』が今回それだった。

史上初、黒人俳優がアカデミー主演男優賞を獲得し
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アダム氏とマダム(1949年製作の映画)

3.5

【飾りじゃないのよ涙は】

スペンサー・トレイシー&キャサリン・ヘップバーン共演作の中でも最終作『招かれざる客』と並ぶ代表作だと思う。

『アダム氏とマダム』。これまた邦題のつけかたが巧い。
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虹を掴む男(1947年製作の映画)

3.5

【ポケタ、ポケタ、ポケタ……】

『虹を掴む男』っていいタイトルだなぁ。この映画が日本で公開されたのが1950年。やはりこういう夢のあるタイトルが渇望されていた時代だったんだと思う。

ジェームズ
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五本の指(1952年製作の映画)

4.4

【バルコニーで笑う男】

ただ作られた年が古いだけで、『ローマの休日』や『風と共に去りぬ』に対して「渋いなぁ」と言われると何か違和感を覚える。

渋いっていうたら、この辺クラスの映画でなくちゃ。
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第七天国(1927年製作の映画)

3.8

【上を向いて歩きましょう 本作の主人公たちのように】

なお淀川長治先生が昔、友の会で本作をべた褒めした時、聴講者の中に若き永六輔がいたという。淀川先生は永さんがこれにインスパイアされて、あの歌を作っ
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ヴェラクルス(1954年製作の映画)

3.7

【そういや、ヴェラクルスとベラクルスどっちが正しいんだ?】

バート・ランカスターが設立した独立プロ製作の『ヴェラクルス』は、単純に正義VS悪という図式のストーリーではなく、この時代ではかなり真新しい
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(1955年製作の映画)

3.8

【年の差兄弟、アルプスに登る!】

『スペンサーの山』とスペンサー・トレイシーの『山』って紛らわしいタイトルで、昔は両作品ともごっちゃになってた。

今回はスペンサー・トレイシー主演の山岳アクション
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私は死にたくない(1958年製作の映画)

3.9

【スーザン・ヘイワード、一世一代の大役】

実在の死刑囚バーバラ・グレアムの半生を描いた『私は死にたくない』。劇中では完全に冤罪として描かれているが、かなりフィクションの部分もあるそうな。

この作
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グランド・ホテル(1932年製作の映画)

3.7

【ホテル映画・第一号店】

えええΣ(Д゚;/)/

グレタ・ガルボ、ジョン・バリモア、ジョーン・クロフォード、ウォーレス・ビアリー、ライオネル・バリモアが同じ映画にでてんの!?めっちゃ豪華じゃん!
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ノートルダムの傴僂男(1939年製作の映画)

3.8

【無くなる前に世界遺産は見に行こう】

ちょっと遅くなったが、先月31日は首里城焼失から一年だそうで、歴史ある建物が災害で壊れてしまうと、ああこうなるのなら行っておけば良かったとつい後悔しちゃう。
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決断の3時10分(1957年製作の映画)

4.0

【3時10分だよ、全員集合!】

リメイク作の方が有名なのかな?まだそちらは観ていない。

グレン・フォードとヴァン・ヘフリンのちょっと変わったサスペンス西部劇『決断の3時10分』。

駅馬車強盗
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グレートレース(1965年製作の映画)

3.7

【 走っていればこの世は天国、にぎるハンドルどこへ行く♪】

ちょっと気分を変えて、明るい映画を観たろ。

今では普通にディスクが売っているが、この映画の存在を知った20年くらい前は、まずビデオ屋に
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007/サンダーボール作戦(1965年製作の映画)

3.8

【さらば、ジェームズ・ボンド さらば、ショーン・コネリー】

『ドクター・ノオ』から本作まではテレンス・ヤング監督の影響のせいか、ギャグになるスレスレだけど、スリリングな非情なスパイの世界を見せてくれ
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昼下りの決斗(1962年製作の映画)

4.6

【二人の老ガンマンに捧ぐ鎮魂歌】

バイオレンス映画で一世を風靡したサム・ペキンパー監督の出世作。ただ当時この映画思ったほど収益をあげなかったという。

往年の二大スターを競演させるという企画って
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三人の名付親(1948年製作の映画)

4.0

【古き善き西部劇に捧ぐ一本】

旅の途中、仲間が一人欠け、二人欠け……と本来なら『ポセイドン・アドベンチャー』のようなシビアなドラマになりそうなところ、ジョン・フォード特有のユーモアによって温もりのあ
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タバコ・ロード(1941年製作の映画)

3.5

【俺も今度新車を手にいれる際は讃美歌歌おっかなぁ】

予備知識なしで『怒りの葡萄』みたいな映画かなと思って観たから、そのギャップに激しさにぶったまげた。

ジョン・フォードの『タバコ・ロード』は、アメ
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殺人者(1946年製作の映画)

4.3

【これぞフィルムノワール】

陰影を強調したシャープな映像で、官能的な悪い女が出てきて、ストーリーが二転三転して、映画好きが思わず喜びそうな演出があってと、ロバート・シオドマク監督の『殺人者』はこれぞ
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赤と黒(1954年製作の映画)

3.5

【夢をなくした奈落の底に~♪】

ジェラール・フィリップという俳優を知ったのは小森のおばちゃまが書いた『ビデオで観たい「スター」ベスト100』という本だった。

そこで初めてフィリップのご尊顔を拝し、
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