ほーりーさんの映画レビュー・感想・評価

ほーりー

ほーりー

基本、文章力はありませんが、皆さんのreviewを参考にしながら、今まで見た映画、これから見る映画について、文章の練習がてら書き続けたいと思います。

まず、書くにあたって心がけること。

・あまり肌があわない映画でもいい点をみつける
・小難しい評論は書かないようにする(ってか書けない笑)
・自分の思い出や経験したこととなるべくリンクさせる
・文章は簡潔に

映画(569)
ドラマ(1)

ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.5

テレビで北野武監督が「暴力映画は引き算」という旨を話しているのを見た記憶がある。

映画の最初にどぎつい映像を挿入すれば、あとの方は徐々に映像として省略しても観客は脳内で陰惨なシーンを補完してくれると
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5つの銅貨(1959年製作の映画)

4.5

ダニー・ケイ主演「5つの銅貨」は50年代に多く作られたジャズ奏者の伝記映画の中でもかなりの傑作だと思う。

もしこの映画がキライ!という方がいたら、説教とは言わないまでも、訳を聞こうじゃないか(寅さん
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トラ・トラ・トラ!(1970年製作の映画)

4.0

だいぶ昔、ある方が書いた本作のレビューに、爆発四散した戦闘機から飛び出したプロペラのあの転がり方は、決してCGでは表現できないというのをお見かけした。

CGの進歩もそれから格段に進歩したと思うが、あ
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地獄の逃避行(1973年製作の映画)

4.0

清掃員をクビになった流れ者がある女学生と恋に落ち、やがて二人が付き合うことに反対する彼女の父親を射殺し、彼らはあてのない旅に出る。

テレンス・マリック監督の初長編作。

追っ手の賞金稼ぎを皆殺しにし
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若草の頃(1944年製作の映画)

4.6

「雨に唄えば」や「オズの魔法使」「バンドワゴン」「巴里のアメリカ人」に比べると、なかなかレンタル屋さんに置いてない映画だが、どっこい忘れてもらっちゃ困るぜというぐらいのMGMミュージカルを代表する傑作>>続きを読む

リバティ・バランスを射った男(1962年製作の映画)

3.8

悪役の名前がタイトルになっている映画も珍しい。

西部劇の巨匠ジョン・フォード監督の晩年の代表作に相応しく、終わり往く西部時代の人々の姿を描いた作品。

珍しいと言えば、フォード西部劇ではおなじみの
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殺人者はライフルを持っている!(1968年製作の映画)

4.1

去る10月1日は50人以上の犠牲者を出したラスベガスの銃乱射事件から丁度1年にあたる。

ホテル上層から地上目掛けて発砲するなんて、こちらから見えないぐらい遠くの場所から命を狙われることって本当に恐ろ
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

3.7

フィリップ・ド・ブロカ監督の「まぼろしの市街戦」が4Kデジタル修復されて今度(18年10月27日)にK's cinemaで上映されるという。

フランス製コメディでかつ反戦をテーマにした映画としては決
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夜の大捜査線(1967年製作の映画)

3.9

ミステリーとしても面白いし、南部の根強い人種差別を描いたドラマとしても面白い。

ストーリーや演出、そしてレイ・チャールズの主題歌を含めて、この後の刑事ドラマに圧倒的な影響を与えたのがよくわかる。
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アラビアのロレンス(1962年製作の映画)

4.0

Wikipediaの“ヘルメット(オートバイ)”の項目によれば、バイク運転中にヘルメットを装着するようになったのは、T・E・ロレンスのオートバイ事故死がきっかけだったという。

それだけロレンスの死は
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アルジェの戦い(1966年製作の映画)

4.5

「シェルブールの雨傘」でカトリーヌ・ドヌーヴの彼氏が徴兵されたのがアルジェリア戦争。

それまで130年近くフランスの占領下だったアルジェリアが独立を果たすために行われた戦争であるが、この戦いを両サイ
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.7

年間通して一番降雨量が多いのが9月なのだそうだ。確かに今月はまともに晴れていた日が少なかったように思う。

雨に関係する映画も色々あるけど「シェルブールの雨傘」のオープニングシーンも印象深い。

フラ
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8 1/2(1963年製作の映画)

3.8

クリエイティブって、頭の中にあるモヤモヤした形のないものを文字や絵または音で第三者がわかるように伝えることだと思う。

創造性よりは伝える力が重要ではないかと。

だからひとの頭の中自体は全く我々には
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あん(2015年製作の映画)

4.0

遅ればせながら追悼・樹木希林。

テレビではトップニュースで扱い、新聞各紙では一面または社会面に大々的に報じられた樹木さんの訃報……。

これだけ大きく扱われるのってそれこそ文学座時代の師匠だった杉村
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奇跡の人(1962年製作の映画)

4.4

母親が高校生の頃に観て衝撃を受けたのがこの作品。

普段は役者の名前なんか覚えたためしのない母がパティ・デュークという名前ははっきり脳みそに刻み込まれただけあって、本作のパティとアン・バンクロフトの体
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

3.8

共にハリウッドを代表する女優で、ライバルとして有名だったベティ・デイヴィスとジョーン・クロフォードが初共演したのがこの「何がジェーンに起ったか?」。

実言うと、僕がはじめて借りたDVDがこの作品でし
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プレデター(1987年製作の映画)

4.0

生前、水木しげる先生が「ジャングルって面白いところですよ。人間じゃない別の何かに襲われるような感覚があるんですよ」ということを仰っていた。

今日から新作公開ということで、昨日ムービープラスで放映して
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明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

3.9

本作「明日に向って撃て!」は原題「Butch Cassidy and the Sundance Kid」と実際に開拓時代末期に暴れまわった二人の強盗犯を主人公にした作品。

改めて説明する必要はないが
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ロンゲスト・ヤード(1974年製作の映画)

4.3

昨日からSNSでその死を悼む書き込みの多さから、やっぱり凄いスターだったんだなぁと改めて感じた。

「脱出」「トランザム7000」「キャノン・ボール」と1970年代から80年代に大活躍し、キャリア低迷
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.2

私の知人で春日八郎やフランク永井の熱狂的なファンの人がいるのだが、その人ですら学生時代に観た「サウンド・オブ・ミュージック」の感動は忘れられないと言っていた。

やはり優れた音楽は国境・ジャンルを超え
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影なき狙撃者(1962年製作の映画)

3.8

「影なき狙撃者」というタイトルの通りなかなか掴み所のない映画。

ちなみに原題は「満州からの立候補者」、リバイバル時の邦題は「失われた時を求めて」と、こちらもいまいちピンとこない。

なお、のちに「ク
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招かれざる客(1967年製作の映画)

4.0

「女性No.1」を皮切りに9作も共演し、ハリウッドを代表する名コンビだったスペンサー・トレイシーとキャサリン・ヘップバーンの最後の共演作であり、名優トレイシーの遺作になった作品である。

監督は「風の
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.9

ヴェラ・リンが歌う主題歌「We'll Meet Again」が流れ、うんとこさ水爆が炸裂するラストが印象的。

ちなみにヴェラ・リン、何と御歳101歳(2018年時点)でまだお元気です。

鬼才スタン
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おかしな二人(1968年製作の映画)

3.8

劇作家ニール・サイモン氏が亡くなった、ということで、追悼特番編成として今回レビューに取り上げるのは、代表作中の代表作「おかしな二人」。

ジャック・レモンとウォルター・マッソーの代名詞となったタイトル
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007/ロシアより愛をこめて(1963年製作の映画)

4.6

「ゴールドフィンガー」のバカっぽさ(だけど後年の作品ほどギャグが寒くない!)も大好きなんだけど、こういう渋い作品もまた良い。まだこの頃はボンドもスパイしてます。

「ドクター・ノオ」のレビューの時も、
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ママの想い出(1948年製作の映画)

4.5

なかなかこの映画も手に入れるのが難しいけど、巨匠ジョージ・スティーヴンスの代表作のひとつ。

スティーヴンス監督と言花うと「陽の当たる場所」や「ジャイアンツ」のイメージが強いので、タイトルからして重厚
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手をつなぐ子等(1948年製作の映画)

4.4

あんまり意識してなかったけど、自分が好きな映画の傾向として、子どもが登場する作品が多いみたい。

「チキチキ・バンバン」「シェーン」「我は海の子」「生まれてはみたけれど」などなど。

ま、本人の精神年
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長屋紳士録(1947年製作の映画)

4.6

小津安二郎の作品だと「生まれてはみたけれど」や「長屋紳士録」「お早よう」あたりが好き。出てくる子役たちが生き生きしているからだ。

さすが元代用教員だけあって小津監督の子供の描き方がとってもいい。
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サリヴァンの旅(1941年製作の映画)

3.6

スタージェスといえば「大脱走」のジョン・スタージェスの方が印象強いけど、偉大なスタージェスはもう一人いる。

スクリューボール・コメディを得意としたプレストン・スタージェス監督の代表作である「サリヴァ
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大脱走(1963年製作の映画)

4.5

あまりにも有名な作品だけど、改めて観ると「大脱走」ってかなり異色な戦争映画という印象を受ける。

あんなに青空がよく似合う戦争映画が他にあるだろうか。

冒頭、大脱走マーチにあわせて大量の捕虜を乗せた
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心の旅路(1942年製作の映画)

4.4

田中角栄が最も好きだった映画と聞いたことがある。

だから「記憶にございません」って台詞が生まれたのかな、もっともあれは小佐野賢治の言葉だったけれども。

「心の旅路」は第一次大戦中に記憶を失ってしま
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安城家の舞踏會(1947年製作の映画)

3.7

前回レビューの「自転車泥棒」はイタリアの失業したダメお父さんが主人公だったが、今回はお国も階級も違う、日本の元華族のダメお父さんが登場する映画をチョイス。

華族制度が廃止され、豪華な屋敷も人手に渡っ
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自転車泥棒(1948年製作の映画)

4.0

この映画を観るまで、イタリアはどこのレストランでもピザが出てくるもんだと思っていました。

普通のレストランでは専用のピザ窯がないのが当たり前で、ピザが食べたいときはピザ専門のレストランであるピッツェ
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ニッポン無責任野郎(1962年製作の映画)

3.9

昔は断然前作の方が好きだった。

前作主人公・平均(たいら ひとし)は本作の源等(みなもと ひとし)と同じく要領は良いもののどっかまだ正義感なところもあったので取っつきやすかったからだ。

ちょっと引
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ニッポン無責任時代(1962年製作の映画)

3.9

植木等御大が亡くなって早11年。一ファンとして演芸マニアの先輩と青山葬儀場で営まれたお別れの会に行ったのがつい昨日のことのように思い出される。

それまで大映で2本撮っているが、クレージー映画の元祖と
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我等の生涯の最良の年(1946年製作の映画)

4.1

そして作品賞第3弾は、第二次世界大戦後の帰還兵たちの苦悩や成長を描いた「我等の生涯の最良の年」。

監督はご存知「ローマの休日」「ベン・ハー」のウィリアム・ワイラー。

3人の帰還兵が同じ軍用機に乗り
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