寝屋川の工場長

グレムリンの寝屋川の工場長のレビュー・感想・評価

グレムリン(1984年製作の映画)
3.7
私の日課であるTV番組表から映画を漁った結果見つけたので録画、鑑賞。
名前は知ってはいたものの観ていなかった作品。クリスマスの日に不思議な生き物によって、町で様々な事件が引き起こされるパニックムービーだ。クリスマスと聞くと、ラブストーリーやコメディ、実話に基づく奇跡などを描いた映画が多いように思っていた。それゆえに、「グレムリン」もコメディに近いだろうという、勝手に立てた予想が裏切られた時は、私個人としては衝撃だった。
見た目が可愛いモグワイから、銃で人を殺そうとするモンスターになってしまうなんて少しショック…。とは言うものの、その変身前後のギャップが、この作品の最大の魅力であることを忘れてはいけない。
嫌味なキャラクターがグレムリンたちにいいようにされるのも観ていて爽快だ。スッキリする話は好きなのでこの辺りも高評価。
ただ、彼女ポジションの女の子が唐突にクリスマスが嫌いな理由を語るシーンは、その先の展開にもう少し生かして欲しかったと思う。些末な問題に違いないのだが…。
結局のところ、モグワイを飼うに当たっての約束が語られた時点で、それが守られないだろうことは容易に想像がつくので、展開の意外性はさほどないものの、町全体に広がっていくパニックムービーとしてはすごく良かったと感じている。こういうわかりやすい映画こそ金曜ロードショーとかでやるべきだと個人的に思う。




P.S. モグワイは可愛いと思うけど、私にトラウマを植え付けたファービーに似ているせいで、劇中の青年のようにはなれないだろうなぁと思ったね…(^^;