友人に泣ける映画だと聞かされ興味を抱き、録画しておいたものを鑑賞。
観た後に感じたことは、母は強しということ。そして湯を沸かすどころか、揚げ物できんちゃうの？っていうくらいに熱い「愛」がそこに存在したことだ。
余命わずかな母親が、自らを蝕む病に悲観的にならず、元来の性格で家族や出会う人々のこれからを変えていく。双葉(母親の名前)が持つ愛無くしては、きっと成立しなかっただろうこの映画はとても素晴らしいものであった。また、その愛に報いようとする人々の行いに涙無しでは観ることができなかった。劇中の人物像が良い意味で人間らしいところは、まるで現実の出来事のように錯覚させる。
登場人物のセリフ一つ一つがとても重く響いたのも印象的だ。劇中で紡がれる言葉や、それに対する反応が独特の空気を生んでいる。それが観ている私達にユーモアや悲しさを感じさせ、何かが胸に訴えかけてくるのだ。鑑賞後はきっと母親や嫁に対して優しくなれる…。
まとめると、
「日本の映画ってやっぱりおもろいやん。」
そんな風に思わせてくれる一本だったように私は思う。(どの口が言うのか)
P.S. この映画には娘がいじめられるシーンが存在するが、学校の対応がクソ過ぎて腹立ったのは俺だけ？(￣^￣)
