ベビーパウダー山崎

BODYSONGのベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

BODYSONG(2003年製作の映画)
2.0
「出産」「戦争」「セックス」「虐殺」などのテーマに合わせて、そのつど引っ張り出してきた古今東西、世界中の記録映像を軽薄に手際よくコラージュしたような流れ。原爆からサイゴンでの処刑に繋げる的な。その映像に乗っかるジョニー・グリーンウッドの音楽も正直すぎて退屈。まあ俺は西野カナと軍歌しか聞きませんが…。
この世に生まれ落ちて、人を殺すのも愛するのも、それが人間…みたいな安っぽい愚直さ。これなら『映像の世紀』を見ている方がマシ。そして、ヤコペッティの「作り物」の偉大さを改めて感じた。