岩嵜修平

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーの岩嵜修平のレビュー・感想・評価

3.3
これだけ面白くないハリウッド映画は久々。GBシリーズに思い入れもないのに、なんでまた観てしまったのか…。大好きなジェイソン・ライトマンが退き、前作の脚本だったギル・キーナンが監督。子ども向け映画にしても、子どもをバカにし過ぎじやなかろうか。

コメディ要素が求められる内容にも関わらず、ポール・ラッドを起用しながら笑える所がほとんど無く、展開もさきが読めるものばかり。マッケンナ・グレイスとフィン・ウルフハードは好きな俳優だが、あそこまで魅力を引き出せてない脚本と演出では可哀想。旧シリーズファンへのサービスもスベッている。

ゴーストものとしての怖さも無く、脅かし方もジャンプスケアばかり。ゴースト造形にも新しさはなく、ラスボスのダサさは、もう少し何とかならなかったのか…。折角、2020年代に映画化するなら、もっと社会現象も盛り込めたと思うが、あまりにチャレンジがない。懐かしみたい人たちのための作品に終始。
岩嵜修平

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