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方舟にのって~イエスの方舟45年目の真実~のSevenWintersのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

千石イエス亡き後も彼女らはずっと共同生活を続けているという話は何年か前にきいたことがあった。また去年「解放区」でも本作をの前哨戦「方舟にのって~イエスの方舟44年目の真実~」が放送されていたのでその感想をネットで見聞きしたのかもしれない。(我が家にテレビ受像器はありませんので)
 セックス教団などとは元から思ってなかったけどなぜ水商売を選んだのかは不明、ただ全員がひとつところで働ける場所で出自その他あれこれ聞かれたりしない処となれば水商売は妥当なのかも。
 しかしそれで(女性側が酒も呑まずに)ビルを買い取るまで繁盛してしまうとは。別に常連が入信したという話でもないので本当に接客が当たったのだろう(食べ物は家庭料理、話はとことん聞いてくれるそう)。
 他の新興宗教と違って誰かを強制的に洗脳したりすることがないのはよい。 
 彼女らが出奔してしまったあとの残されたご家族にはお気の毒であるが(というかどういう家族関係だったのかわからないので気の毒かどうかもわかりませんが)ああいう生活を女性同士が千石イエス存命中も逝去後も何十年も続けていけるというのはかなり希有な事ではないかと思う。

上映後監督の舞台挨拶があったんですが、一般的に監督の舞台挨拶って質疑応答の時間あるものなのに一切なくてTBSの局アナと同時登壇者の作家さんと楽しそうに喋って終わってしまって内輪感が強かった。
一般からの質問は受け付けませんという態度がさすがTBSだなぁ。たとえイエスの方舟であってもTBSが宗教を扱うということにピリつく人はいないと思っているのか、いそうだから質疑応答なしにしたのかわかりませんが。
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