こぅ

戦慄の七日間のこぅのレビュー・感想・評価

戦慄の七日間(1950年製作の映画)
3.6
ジョン&ロイ・ボールティング監督による、【ブリティッシュ・サスペンス】。


ある日、英国首相宛てに実名入りでロンドン爆破予告の手紙が届く。
タイムリミットは1週間。 
爆弾を持ち逃走する犯人を捕えるため街中が緊張感に包まれる…。


ポストから投げ込まれる首相宛の手紙を映す、短いアヴァンタイトル。

横スクロールのOPクレジットは珍しい。

1週間を月曜日から日曜日まで章分けしている。
月曜日は、事件の概要と警察のフォランド(アンドレ・モレル)、重要参考人で助手のレーン、娘のアンらの動き。
犯人は、正々堂々と戦う意志の手紙で名前を名乗っているのだ。

火曜日から犯人の行動がメインとなる。 
新聞募集広告を見たり、偶々知り合った婦人の家を転々と下宿した。

国民の混乱を防ぐ為に、犯人を人探しのみで新聞に載せて、極秘で動いてきた捜索も行き詰まり、、
ついには、ラヂオ放送で首相自ら国民に事態を発表する。
ウェリントン教授(バリー・ジョーンズ)は、◯◯の開発放棄を訴える。
爆弾を使って街を1週間後の日曜日に破壊するという脅迫。
国としては、開発は重要だと指摘する。

「自分の開発を悪用されたく無い」

犯人像を、開発に携わってきた人間に設定しているのは、能力的に説得力がある。

街の至る所に指名手配写真が、、
それを見てフィリップス婦人は気づいた。
婦人が家に戻ると、、‼︎

終盤は、大規模な避難勧告。避難完了⁈

タイムリミット迫る、捜索のクライマックス。


見つかる犯人。
説得するアン。
何故、、
結末は、反国家への見せしめか。

最近、似たような反国家作品の記憶があると思っていたら、同監督の【反逆】だった。

ACC-141
こぅ

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