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ストップ・メイキング・センス 4Kレストアのkabcatのレビュー・感想・評価

3.8
オリジナルは未見なまま、今回A24プレゼンツ、4Kレストア&IMAX上映ということで鑑賞。『アメリカン・ユートピア』を先に観ている身としては、『アメリカン・・』の考え抜かれた構成、多彩なバンド編成、ショーとして傑出した演出と比べると、約40年前のこのライブ映像はアナログ感満載だし、バンドメンバーも青くてカッカしている感じで、「若かったよね・・」と今では感じてしまう。

もし40年前に初めて観ていたら、当時は躍動感あふれる内容に視聴後興奮を抑えきれなかったろうし、今このレストアされた映像を大画面で観てそれが再びよみがえってきたことと思う。ということで、この映画は観る人の年齢やバックグラウンドによって受け取り方が左右されることと思う。

ライブそのものは楽しく、特に冒頭デヴィッド・バーンが一人で演奏する「サイコ・キラー」がとてもよいし、途中で出てくるトム・トム・クラブの曲もそういう内容だったのか、という発見などもあった。かの有名なバーンさんのビッグ・スーツ(段階を経て大きくなるのね〜 靴もスニーカーからレザーシューズになる!)もようやく目にすることができた・・けれどもビッグスーツのシーンはあっという間に終わってしまうぞ笑。

トーキング・ヘッズはそれほど詳しくないので、曲もちゃんと内容のわかる字幕付きで聴けてよかった。なかなかシュールな内容でした。大好きな「イ・ズィンブラ」が入ってなかったのが残念でしたが。
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