うみぼうず

マラソン マンのうみぼうずのレビュー・感想・評価

マラソン マン(1976年製作の映画)
3.5
冒頭の事故シーンはいろんな意味で呆気にとられる…マジかよ!?と掴みは十分。
そして本当に神経を抉られる…スリラーとして有名なシーンだったんですね。あれは本当に怖い…。静かなローレンス・オリヴィエの演技とダスティン・ホフマンの迫真の演技が怖さにまた拍車をかける。
巻き込まれ型で最初から最後まで一貫して巻き込まれてきて、謎の解明や真相、人間関係が徐々に繋がっていくが、全体像を把握するのが難しい。その意味では主人公のベーブと同じ視点にいるのかも。ある程度分かっても本当に巻き込まれただけという。
丁寧に描写されていて納得できなくはない…けど少し強引かな?という描写もいくつかあり。戦後30年経ってそんなに人の顔を覚えているものかな。不気味な演出多いので印象にも残っている場面は多いんだけどね。ホテルでのカーテンに人の顔が出る所とか。
一番気になるのはタイトルかな。それほどマラソン感あったか?裸足で走るところかな?あとは父親のこととか。もう少しそれらの要素を取り入れられればめちゃくちゃ面白い作品になったと思う。
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