Taul

1905年の冬のTaulのレビュー・感想・評価

1905年の冬(1981年製作の映画)
3.0
『1905年の冬』(1982)初鑑賞。エドワード・ヤン初脚本作品。ゲスト登壇あり。大阪アジアン映画祭。ユー・ウェイチェン監督はアニメが本業で構図が見やすく端正な作り。ドイツ教養小説や『三四郎』『青春の門』なような話で、日本に留学した中国人青年の青春模様が淡々と描かれる。辛亥革命に向かう時代の背景が重く独特の雰囲気があった。#OAFF2024

『1905年の冬』監督らが登壇。海外に渡った中国人の心情がテーマで、エドワード・ヤンは脚本に少し参加しツイ・ハークのキャラのアイデアも出したとのこと。日本ロケが多く、客席にいた出演者とスタッフが紹介され心温まる一幕もあった。この作品、携わった人や内容の真摯さで台湾ニューシネマの礎になってると思った。
Taul

Taul