最初はなんだこれ、誰が誰か集中してないと…(°_°)となりかけた。
でも貴族のパーティーよろしく優雅に時間が過ぎていくうちに、実は複雑な人間関係と、そして召使いと主人たちという2つの世界が存在することがわかってくる。
前半に比べると、たたみかけるような展開の後半。
ところどころにフェイクのように挟まれる意味深そうな数々のシーン。
豪華なキャストがカラーを出しつつも、こんがらがり過ぎない絶妙なライン。
有能風のポンコツ刑事が担当で良かった。笑
階上の人生と交わることはあれど、決して階下の住人は階上には行けないという、2つの世界と1人1人の人生の切なさをみた。
優秀な召使いは存在さえないのかもしれないが、感情はあったことが救いだ。
最後は、晴れるところがまた良い。
素晴らしい脚本、これは何度でも観たい一作。