ちょうどいいけどよく出来ているラブコメディ…ホントこういうのでいいんだよ、的な!!
PC上で対象者のリスクを計算するのが得意なルーベンは、パキッとした保険会社勤めの会社員で、潔癖症だしお腹弱いし、何より考え方とかも安全安心な保守派。
そんな彼は結婚式挙げてから行ったハネムーン先で、現地のチャラ男に奥さんをマッハで寝取られる…からの、どん底で帰ってきた彼が再会したのは、中学時代の同級生のポリー。
ポリーはケツにタトゥー入ってるわ、世界中を放浪してきてるわ、落ちた物は食べるわ、クラブではセクシーに踊るわで、いたって自由奔放な女性。
しかし2人は何故か惹かれあって…というお話。
元有名子役の彼も手伝って、色んな細かい伏線が回収されたりと、失礼ながらコメディのわりにはしっかりとしたお話作り。
保険会社、というところも良い味を出していて、調査対象の破天荒な社長とかも良い活躍をしている。
映画の根幹には、リスクを低減した保守的思考とハイリスクな前向きな自由主義とのバランス感があるのだが、比較的僕もポリー派の人生を送っているがゆえ…そうそう、そんなに難しく考えなくてよくない?と思いがちであった。
でも多分、この映画が伝えたいのは、決してどちらが良いとかではなくて、お互いに個人的な主義主張はきっと誰しもにあるけど、その殻に閉じこもることなく、相手のスタイルやスタンスや言葉にも耳を貸す事で、より人生は開けて、総じてハッピーになっていく、ってことなのだろう。
無口なお父さんの大切な話は、きっと2人ともに響きまくったんだろなぁ。
個人的にはクッションぶっ刺すところが、すごく楽しそうで盛り上がりそうで、ポリーすごく素敵だった。
初デートで彼女の家行ってあんなになったらと思うと同情しつつも、クソ笑ってしまった。。
みんな違って、みんな良い、そんなお話。