ぼぶ

交渉人のぼぶのレビュー・感想・評価

交渉人(1998年製作の映画)
3.8
サミュエル×ケヴィン・スペイシーなんだからそりゃもう面白いだろうということで鑑賞。
立て篭もり事件を解決しまくりのスーパー交渉人のサミュエルが、相棒の警察官殺し&障害基金の横領という無実の罪を着せられて、ハメたやつを炙り出して無実の罪を晴らす!というために今度は立て篭もるよ、そこへ別のスーパー交渉人ケヴィン・スペイシー登場、というお話。

見どころとしては、
サミュエルの警察たちの攻め方の一挙手一投足を熟知した上での痛快な立て篭もりっぷりと、
白熱の交渉しあい、
そして悪者が身内にいるよ〜というのは初めから教えてくれているので、いったい誰が悪者なんだ〜結構みんなキャラ立ってるぞ!という3点。

ただ残念なのはそれぞれそこそこキャラ立ってるものの、メインが立て篭もりだからか、そんなに各キャラを深掘りすることもなく進行してしまうところ。
そのため最終的に悪者がわかっても、おぉぉ…まぁ…そうか…となってしまう。

サミュエルとスペイシーは相変わらずの好演で、特にスペイシーの段々とのめり込んで熱くなってくる感じは、現場の緊張感も相まって良かった。

また臨場感溢れるカメラワークは、結構こだわりのカットが多そうで、立て篭もりシーンを軸に、空中や地上、鏡を使って中を覗く、通気口などなど、スピード感も含めまるでそこにいるかのように思わせてくれるので、グッドでした。

僕は無茶ではなく、さしずめサボり癖とかをバスに乗せたいところ。約束はできない。
ぼぶ

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