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劇場版 BanG Dream! It's MyGO!!!!! 後編 : うたう、僕らになれるうた & FILM LIVE

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『劇場版 BanG Dream! It's MyGO!!!!! 後編 : うたう、僕らになれるうた & FILM LIVE』に投稿された感想・評価

『どんなに遠くを願っても、今を重ねるしかないから』

迷子の少女たちのバンド活動に新たな視点を加えた劇場総集編の後編。&FILMLIVEであることを忘れるぐらい本編が強すぎるし、ヒリヒリするような毎週末を二時間に凝縮される熱量の凄まじいこと。Aveの後はグリユニみたいになってくれたらと密かに思う。

鑑賞記録
2024.11.08
チネチッタ川崎8LIVEZOUNDレーザー
→ あだしま新刊発売日に昨年ベスト級アニメ総集編同時公開のカオス。この箱のFL2が地球上の映画館で一番音を出していたと思うが、本編整音の素晴らしさを堪能しながらライブでブチ上がる神サウンド。セトリ演出も痺れるし彼女たちのドーム演奏も見せてくれよ。
 観てまいりましたよ、もう最高。
 
 豊洲では朝夕たった2回しか回してないので、夕方の回を観たんですが、一本しか見ないのはもったいないから、今日は一日映画館に籠ろうと思い、そこから逆算して観られる映画の三本立てにしました。
 
 1本目「室井慎次 生き続ける者」
 いやいや、看板に偽りありでしょう! ムロイさん、死んどるやん!
 
 2本目「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」
 リド爺神! 2時間半全部面白い! だけど、その設定、後付けやし無理あるやん!
 
 と、いかにも前座に相応しい1本目と、中トリにするには大御所すぎる2本目の後の真打ちがこれ!
 
 前後編合わせて、単なる再編集の総集篇に留まらず、ここまで追加、カスタマイズ、チューニングしたシリーズってこれまであったでしょうか?! というクオリティで大満足でした。
 不満を言うと、直前の「グラディエーターII」のせっかくの印象が薄まってしまったこと。
 逆に利点で言うと、ムロイさんの記憶がそれ以上に薄まったこと(そもそも話がスッカスカだったしね)。
 どっちもたまたまの個人的体験ですが。
 
 「MyGO」はバンドリシリーズでも異色作であるし、それ以前に数多存在するガールズバンドものとしてもあり得ないくらいの異色作であり、だからこそ傑作中の傑作になった稀有な作品だと思っています。
 キャラクタ造形、ストーリー、楽曲のどれをとっても最高水準。
 
 本作はそれまでのバンドリシリーズの、現実から大きく飛躍したリアリティライン(だって、高校バンドなのに軽々武道館ライブしちゃうんだもん)をぐっと現実に引き戻し、等身大の痛々しい青春を描くもので、だからこそそれ以前のバンドリでは救えない個性を持った観客を救済する物語でした。
 
 ただし、その中で、楽奈ちゃんだけは現実からちょっと離れた「いわゆるアニメ的キャラ」になっていて、シリーズの途中までは、そこに疑問符が浮かんでました。
 具体的に言うと、この子だけは「内面がない人物」として描かれてるんだよね。
 シンプルに言うと、「何を考えてるかわからない、かつ、すでに完成され切った人格」として描かれる。
 
 でも、それこそがMyGOの見事なところで、というか、もはや空恐ろしいところなんだけれど、彼女がいるから空中分解しそうになったバンドがまたひとつに戻るんだよね。燈ちゃんがたった一人でステージに上がってポエトリーリーディングをしてるところに、まず伴走(MyGOレビューだから、「伴奏」じゃなく「伴走」のほうがしっくりきます)してくれるのが楽奈ちゃん。彼女の内面も葛藤も描かれなかったからこそ、「おもしれー女、の子」の一言だけで伴走してくれる楽奈ちゃんの行動に納得性が得られ、そこからバンドがまたひとつになることに繋がってゆく。
 だから楽奈ちゃんは滅茶苦茶重要なキーパーソンなんです(まあ、シリーズ終盤に来て若干の内面告白はあったんだけど)。
 
 前編が素晴らしかったのはそんな楽奈ちゃんに寄り添った追加エピソードががっつり描かれ、半ば彼女が主役といってもいい内容になっていたところ。
 ほら、「THE FIRST SLAM DUNK」でスラダン・ファンの皆さんは宮城リョータが主役という物語視点になってるところに驚いて、かつ感動したんですよね? それと似てる。
 まあ、私はまったく知識がない「スラダン完全弱者」だったんで、「FIRST」は、「へー、スラダンってこんな話だったんだー」くらいだったけど。あ、でもそんな私にとっても「FIRST」は途轍もない傑作でした。
 
 それと、これはもう余談と言うかトリビアに近いんだけど、ファンの方に問いかけます。シリーズ見てて楽奈ちゃんがミラキュラスカーレットの詩船さんの孫だってわかったところで、詩船さんのギターを確認しませんでした?
 そんでもって、「あれ? ギターのモデル違うじゃん!」ってなりませんでした?
 前編はそこも回収してくれてましたよね。元プロだったから、当然ギターは複数本持っていて、楽音ちゃんが興味を示したのは若かりし詩船さんの写真に映るものじゃないうちの一本だったってこと。写真に映ってたモデルも、「お祖母ちゃんの実家」のギタースタンドにしっかりありましもんね。
 
 そして、本日鑑賞した後編。
 私、シリーズは6周くらいしてるんで、まあまあしっかり記憶してるんだけれど、燈ちゃんのポエトリーリーディングでお客さんのセリフとか追加要素でしたよね? あと、グレーディングがチューニングされてるところが結構ありました。
 がっつりな追加エピソードはなかったけれど。
 
 それと、前編を観た時点で、「Ave Mujica」関連がオミットされていたので、後編は「Ave Mujica」じゃなく「MyGO!!!!!」で終わってくれるんだろうなと予想したんだけれど、きっちりその構成になっていて嬉しかったです。CRYCHICについては前編で語らなさ過ぎたので、今作できっちり語られるのは予想してたけどね。
 観る前は、「でも、じゃあ海鈴ちゃんのサポートメンバー挿話もカットかな?」と思ってたけど、そこはありましたね。少しだけ文句を言うと、だったら前編でも海鈴ちゃん絡みは全部入れておいてほしかったかな。初見の人(本作にそういう人がどれだけいるかは不明だけれど)は「これ、誰?」と面喰らったんじゃないかな。
 あと、にゃむにゃむが電子ドラムを買うところも細かい編集でカットしておいてほしかった。
 
 まあ、でもそんなことより、いちばんの期待はタイトルにある「& FILM LIVE」の部分ですよ。
 なので、エンドロールが終わって腕時計を見て、「おおっ! あと15分くらいある! ってことは3曲くらい演ってくれる!!」と聴く前から嬉しくなりました。
 「処救生」、「音一会」と来て、「次が最後の曲になります」から、燈ちゃんの雨に関するMCが始まる。
 もうその時点で、「キターーーーー!」ですよ。あ、そういや、ムロイさんのラストに織田裕二出てたな(笑)
 寄席で噺家さんのマクラ聴くだけで、「芝浜キターー!」「抜け雀キターー!」ってなる感覚と一緒。
 「壱雫空キターーーーー!」ですよ。
 
 でもちょっと不安だったのが、シリーズのオープニングの使いまわしだったらどうしよう、ってこと。
 前に「BanG Dream! FILM LIVE」で一回それやっちゃってるから。背景だけ差し換えて、演奏シーンは本編からの流用というお手軽過ぎる方法で一本劇場公開作やっちゃってるから(といいつつ、あれはあれで好きなんだけどね)。
 もしそうなら、OPのとおりワンコーラスで終わっちゃうじゃん、と思いましたが、杞憂でしたね。
 がっつり新作画でフルコーラス聴かせてもらいました。まあ、そうだよね。OPは愛音ちゃんデザインの衣装着てるけど、燈ちゃんはスタジャンを深く着てる。今回は結構浅く羽織って、ノースリーブのシャツも見えてるから、使いまわしたら不自然になるもんね。
 ブリッジのコードカッティングになって、「やった! フルコーラスだ!」って座席から跳びあがりそうになりました。
 
 MyGOの曲はすべて大好きなんだけど、そよリンと同じく、というかそよリン以上に、「この感傷的な世界にハマりすぎると、最終的には現実に向き合わなくてもいい」というエクスキューズになるという不安感もあるんですよ。56歳の私ですら、そう感じる。
 そんな中で、やっぱり最高に歌詞のバランスがいいのが「壱雫空」。
 「星」が通奏低音となっているバンドリだから、本作もシーズン1と同じくメンバーの頭文字を繋げると「STAR」になるし、さらには「START」にもなる。星を見るシーンも複数回登場するし、プラネタリウムも重要な舞台となってる。
 でも、本作がほかのバンドリと決定的に違うのは、それと同じくらいの比重で「雨」も重要なファクターとなってるってこと。何しろ本シリーズは、雨から始まる(どころか、ご叮嚀に「雨だれのプレリュード」が劇伴なんだよね)からね。
 
 それは心の中にきらびやかな「星」を持てない人々への応援歌。内面に「雨」を持っている人々への応援歌。
 とは言えその「雨」は、「星」と二項対立になるネガティブな意味合いだけじゃなくて、持て余しながらも付き合っていくことだってできる「心」のメタファーとしての雨。
 
この雨が上がってく時
何もなかったように
消えてく傘花みたいに
心は上手に折り畳めないから
過ぎ去ってしまう瞬間を
僕は集めたいよ
ああ ひと雫を
 
 「傘花」という造語の視覚的で、的確で、しかもなんと美しいことか。
 それこそ「シェルブールの雨傘」のオープニングや、今年で言うと「フォリ・ア・ドゥ」でアーサーの心象風景の中だけに現れた看守たちの鮮やかな色彩の「傘花」も思い出す。あと、その傘すらなしに藤野ちゃんが農道を走ってく今年の別のアニメまで思いだしたり。
 
 だから、僕も連れて行こう、ああ、ひと雫を!

 特典のア・テンポノートは家宝にします!
まさかのなんで春日影やったの!3回目。
前編ではまともに見えていた?そよさんダーク編と燈のポエトリーリーディングというテレビシリーズ後編の目玉をしっかりと埋め込みながら、最終回がまんま乗っ取られたAve Mujicaの話をほぼカット。迷子のバンドの物語としてしっかりまとめ上げてテレビシリーズよりもコチラを入門編として今後は提示したくなる。
エンディング後には3曲のフィルムライブまでついた満足感。実にライブハウスが似合う。


音楽アニメの秋『映画 ギヴン』2部作&『劇場版 BanGDream! It's MyGO!!!!!』2部作感想
https://tea-rwb.hatenablog.com/entry/2024/11/12/123000

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