寿都

マイキー&ニッキーの寿都のネタバレレビュー・内容・結末

マイキー&ニッキー(1976年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

友情というものの曖昧さを、私にしっくり来るように表現してくれている。長い年月付き合いを続けてきた、それだけは明確な真実。
ニッキーは死にたくないのか、殺されたいのか、の自暴自棄によるものなのか矛盾が上手い。マイクは殺さなきゃと助けたい、が半々か?つまり自分が不味いことになるくらいだったら、こいつは死んでもいいやってこと笑。かなしぃぃー!!でもマフィアじゃない人間にはこの状況が起こらないだけであって、リアルな心理状態かも?

カサヴェテス作品に近い、監督作品かと思った。どうしたらこのような面白い会話劇が作れるんだ。かったるいテンションなのに飽きない、かったるいのにずっとスリリング。物凄く映画的ムードなのにノンフィクション的。エキストラは本物なんだよね、カメラ目線するし。すごく価値のあるムーヴィー!!アメリカの財産、大切にして!
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