とむ

ファーゴのとむのレビュー・感想・評価

ファーゴ(1996年製作の映画)
3.8
タイトルの出方がかっこいいわ〜。


映画全編妙な緊迫感を持ちながらも、妙に皮肉めいた展開の続く妙なサスペンス。

怖ぇなー、恐ろしいなーと思いつつもウィリアム・H・マーシー演じる営業部長と、
「ヘンな顔」のあいつがとにかく間抜けだからどこかコミカル。
パルプ・フィクションのジョン・トラボルタとサミュエル・L・ジャクソンのパートをずっと見ている感じ。


コーエン兄弟の映画はやっぱりどこか…台詞回しかな?がとにかく独特で、
同じフレーズを何度も繰り返したり、
「え、こいつ何なん?(笑)」ってなってしまうキャラクターが出てくるのが印象的よね。
(笑)が重要。「え、こいつ何なん?」ではなく。


演出的にも、うまくいってない営業部長側ではノイズのかかってるテレビが、
フランスマクドーマンドの方では綺麗に写ってたり。
お金なんてなくても、旦那が売れない芸術家でも幸せだっていう対比が妙に印象的だったなぁ。


でもこれ、フランシスマクドーマンド、主演か?笑
とむ

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