意外に低評価な事にびっくり…Σ(゜Д゜)
まぁ私の場合は
邦画苦手のため低いんですけどね…(^^;
それほど触れてはならない
「タブーの映画」だったんでしょう。
犯罪者の家族に焦点を当てたのは
とても斬新。
冒頭からいきなり
警察が踏み込んできて、
家族の感情を置いてきぼりにしたまま、
黙々と進行していく警察によって、
名前まで変えられる…
それでもネットや噂はすぐ広まり、
家族を攻撃し,批難を浴びせられる…
まるで家族全員が人を殺したように。
「血が繋がっている」だけで、
悪の汚名を着せられた一家は、
やがて精神的に追い詰められていく…
家族を警護する刑事二人も、
正義と悪が歪んだ現実を直視し、葛藤する…
誰も救えないもどかしさが
容赦なく心に突き刺してくる…
そしてこの作品は
"カタチのない悪"も描いてる。
ネット="悪"というのは
盛りすぎかもしれませんが,
私には非常に分かりやすかった。
世間のバッシングも,
過剰だと言われてますが、
実際そんな人が身近にいれば
誰だってそうするでしょ。
少なくとも冷ややかな目で
見るのは当然だ。
本作はそれを「映画」として見せる事で、
普段なら考えもしなかったし、
TVや雑誌などでも触れることのなかった一面を
突きつけたのは、
ニュースに全く無知な自分には
突然,ビンタを食らったような
インパクトがあった!
リアルさを求めるより、
単純に"違う目線"で見た「もうひとつの事件」を
主軸に描いた本作を
私は少なからず評価したい。