みどな

誰も守ってくれないのみどなのネタバレレビュー・内容・結末

誰も守ってくれない(2008年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ。

題材、設定、キャラクターたちの背景が素晴らしい。久々に邦画で面白いと思えた。

複雑に絡み合ったキャラクターたちの過去、伏線の散りばめ方、大人よりも友達を信じる思春期特有の考え、インターネットの恐怖の演出と現実、「晒す」という現代の新たな凶器、そんな渦中の中心で大人になる女の子。
どれも設定は素敵。
カメラワークも基本は手回しで固定が少ないのもドキュメンタリーちっくな演出に。

ただ!ラストの沙織(志田未来)が警察に連れられ、勝浦(佐藤浩市)にお礼を言うシーンはドラマ的で雰囲気壊す。
顔も見ずに去るか、勝浦のちょっと前で止まれ。走るな。いらん。
全体的には現代的の問題点を多く指摘してるため、面白く見ることができた。
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