やむちゃ

鬼才の道のやむちゃのネタバレレビュー・内容・結末

鬼才の道(2024年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

備忘録。
2025.3.23 大阪アジアン映画祭で鑑賞(ABCホール)。

幽霊版モンスターズインク。

幽霊側の視点で、現世の人々を怖がらせるために奮闘する姿を描いた台湾製コメディホラー。
観るまでは、タイトルの鬼才は所謂日本語の鬼才(奇才)かと思っていたが、中華圏では幽霊のことを「鬼」というから、それに掛けてるのかと納得。

チェン・ポーリン主演、ジョン・スー監督作品。共演はワン・ジン、チャン・ロンロンなど。

なかなか楽しい作品だった。
幽霊視点というのが新鮮。
我々を怖がらせるために苦労してるんだなぁw
生前、何をやってもダメだった自信のない女の子の幽霊を中心に、かつてのトップ女幽(女優)と現トップ女幽の闘い、霊界のプロデューサー(エージェント?)MAKOTOの活躍など、内容も盛りだくさんで、終始ニコニコ、時々しんみりしながら楽しめた。

チェン・ポーリン演じるMAKOTOは、日本名だし、生前のアイドル時代のPVを見ても、金城武のパロディだと思うw
ルックスもかなり寄せている。
エンドロール後にPVまで見せてくれてサービス満点。
終わると見せかけてPVが続く…の繰り返しはかなり笑ったw

会場のABCホールの席の当たりが悪く、横の女性は動きまくる(映画館ではない会場の簡易な座席なのですごく揺れる)、通路を挟んだ反対側の年配の男女は贔屓が過ぎるのか、必要以上に大笑いするので、こちらは興醒めしてしまった(応援のつもりなら逆効果です)。
本当に面白くて笑うのは大賛成だが、この2人はなんでもないようなシーンでも(やや無理してるっぽく)爆笑していたので、気になってしまった。
ひょっとすると(原語のニュアンスがわかる)台湾の方かもしれない(だとしたら、ごめんなさい)。

作品に罪はないのに、気が散ってしまったのは残念だった。

鑑賞後にググってみると、なんと間も無くネトフリで配信が始まるらしい。もう一回、ゆっくり観てみようと思う。

余談:劇場で台湾映画を観たのはむちゃくちゃ久しぶりかも。
「呪詛」や「哭悲」、「返校」などは配信で観てるし、「炎の大捜査線」「ドラゴン特効隊」はレンタルビデオで観てるけど、劇場となると、思い返しても「フラミンゴ殺法天中拳」以来?だとすると46年ぶり⁉︎
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    大阪在住のおっちゃん。子供の頃から映画好きです。 難しい作品より娯楽作品が好きで、中でも(かつての)香港映画の大ファンです。 採点は辛めです。好きな俳優、監督でも同じスタンスです。4点超えは少ないで…

    大阪在住のおっちゃん。子供の頃から映画好きです。 難しい作品より娯楽作品が好きで、中でも(かつての)香港映画の大ファンです。 採点は辛めです。好きな俳優、監督でも同じスタンスです。4点超えは少ないですし、4.5点を超える作品は数えるほどです。 歳とともに物忘れが出るのに備えて、備忘録として記録していきます。 ※一部例外はありますが、基本的に劇場で観た作品限定で書きます。