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里見八犬伝のhideharuのレビュー・感想・評価

里見八犬伝(1983年製作の映画)
3.0
2017.12.31 DVDを再見。
日本劇場公開時には映画館でも鑑賞。

2017年を締めくくるのに何を見ようかなと迷っていたところ何か日本映画の娯楽作にしようかと思い、そしてたまたまこのDVDが目の付くところにあったので鑑賞。

懐かしいですよ、とにかく。当時はレンタルビデオ屋の会員になるのに年会費1万円、保障金1万円、更に二泊三日でレンタル料が1500〜2000円でした。ビデオデッキがある家庭も少なくて家に友達を集めて鑑賞会もしました。

薬師丸ひろ子は当時絶大な人気がありましたからね。その割には真田広之が今で言うところのゴリ押し的に色んな映画に出た。周りに真田広之のファンなんて1人もいなかったし。

映画は時代劇ファンタジーで一体いつの時代なのかも分からない。ヒロインが牛若丸みたいな衣装を着てたかと思えば敵は天草四郎のような異国ムードのある着物だったり、鉄砲も出てきてたなぁ。

特撮は時代を反映してアナログな手作り感満載な張りぼて。大蛇が襲ってきたら自分から巻かれに行っているようにしか見えないのはご愛嬌。
大蛇もだけど船虫が巨大なムカデに変身するがどちらも糸で釣っているのが丸見え。

女刺客軍団は血を抜き取り毒に入れ替えられ、素藤が幻人にどうしてこの女ども死なぬのじゃと尋ねるとそこが幻人の幻人たるゆえん、とか答えになってないんですけど。笑

主要登場人物にJACのメンバーが多い。志穂美悦子はカッコいいね。京本政樹はこの映画でブレイクしたし、脇役でパントマイムの大家ヨネヤマママコが出てたり、東映の悪役男優の汐路章なんか出てるのも嬉しい。
この頃の千葉真一って何をやっても千葉真一だよね。

とにかく映画も面白いけど凄く懐かしさに浸ってしまった。
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