ウシュアイア

アリス・クリードの失踪のウシュアイアのレビュー・感想・評価

アリス・クリードの失踪(2009年製作の映画)
3.5
[あらすじ]
刑務所で知り合ったヴィックとダニーは綿密な計画と準備の下、白昼堂々、富豪の娘・アリスを誘拐、拘束、監禁し、父親に巨額の身代金を要求する。

ヴィックが外出した際、アリスは隙をついてダニーから銃を奪い・・・



こうしたサスペンスには伏線を張りすぎて回収しきれないことも少なからずあるが、この作品は観ていて違和感を覚える登場人物の些細な言動もあとからああそうだったのか、と納得できるほどの完成度。

そして、アリスがダニーから銃を奪う場面から、今度は駆け引き合戦へ。

アリスは銃をダニーに向けて解放を要求するが、ダニーはヴィックをだまして親から巻き上げた身代金の山分けを提案している中、帰ってきたヴィックがドアをノックする音が響き渡る・・・

登場人物は3人だけで、芝居が繰り広げられる舞台はほとんどがアリスを監禁した部屋での出来事であるにも関わらず、スピーディーかつスリリングな展開により、観るものを退屈させない作品であった。
(2011/10/1)
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