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風に立つ愛子さん
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『風に立つ愛子さん』に投稿された感想・評価

Benito
3.7
【 津波さまと呼んだ村上愛子さんの生涯 】

CS日本映画専門チャンネル 3/11放送。

「石巻市立湊小学校避難所」の藤川佳三監督がその続編という位置付けで撮影したドキュメンタリー。

この映画は2011年3月11日の東日本大震災で津波に家を流された村上愛子さんが、避難所から仮設住宅、復興住宅へと移り住んだ8年間(69歳〜77歳)を記録している。村上さんは「石巻市立湊小学校避難所」にも登場していて、もともと一人暮らし且つ高齢の女性という立場だったことから監督がその姿を今後も追い続けたいというところからこの映画の撮影が始まっている。

明るく朗らかな彼女の振る舞いからは想像できない所謂“被災者”では括れない生涯が彼女の言葉によって映画では次第に見えてくる。そして元々孤独に過ごしていた彼女は、自宅を流され被災したけれど、避難所生活によって様々な人と触れ合い、幸せや暖かさを感じることになる。彼女が津波さまと呼ぶ意味はここから。何とも皮肉といおうか…

そして避難所から仮設住宅に移り、その後復興住宅に移り住む中で、元々の孤独な生活に戻ってしまうという哀しみ。

映画の冒頭で流れる彼女から監督への留守番電話のメッセージが切ない。

そしてエンディングで映される風景が美しい。
つよ
3.0
東日本大震災被災者が監督。おばあちゃんに密着。
避難所や仮設住宅でも明るいけどそれが逆に切なく見えるのは、最初の電話のインパクトがあるからか。
監督が取材対象である愛子さんの賃貸契約保証人になることからも、孤独死・高齢期の住まい問題が色濃く映る。なにより名言を連発する愛子さんの言葉の源流が気になる。

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