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アズールとアスマールのkirioのレビュー・感想・評価

アズールとアスマール(2006年製作の映画)
3.5
「キリクと魔女」などで知られるフランスのクリエイター、ミシェル・オスロのアニメ作品である。2006年制作のCGクオリティだが、最初これで耐えられるのだろうか?みたいな雰囲気だったが、持ち直した。


鮮やかな色彩と美術が作品を美しく見せる。またその色彩こそが作品のテーマになっているのが、本作が成立する所以だろう。「キリク」がそうであったように、物語の舞台となる地域の伝統芸術や民芸をあしらった美術が、観客をおとぎの国へ誘う手助けをする。今回はキリスト教とイスラーム教が混在する中世の中東地域を舞台に、乾いた大地と色とりどりのタイルや織物が幻想的な世界を作る。
アニメーションらしく、キャラクターの愛らしさみたいのもしっかりある、
 ハリウッドや日本のテレビアニメーションの作品作りにおいて、骨ごとなるのは物語やキャラクターだ。しかし、視野を広げれば、本作のように作品を構成し、観客を惹きつける要素は多くある。

みたいな
点数評価には向かない作品だ
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